Netflixは第1四半期に、世界で過去最高となる1,577万人の新規加入者を獲得した。その多くは、世界各国でロックダウンが始まった後に登録した。
人気作には、『タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!』やリアリティー恋愛番組『ラブ・イズ・ブラインド』がある。
新型コロナウイルスのパンデミックはおそらくNetflixの事業に追い風になると予想していたが、その恩恵がどれほど大きいかが、今や明らかになった。答えは、誰もが予想した以上だった。
同社によると、Netflixは第1四半期に世界で過去最高となる1,577万人の新規加入者を獲得した。その多くは、世界各地の複数の国でロックダウンが始まった後の3月に登録したという。同社は株主宛ての書簡で本日(PDF)明らかにした。パンデミックが本格化する前には新規加入者を700万人と予測していた同ストリーミングサービスの総加入者数は、今や1億8,300万人に達している。
「自宅待機により、会員数の伸びは一時的に加速しました」と同社は述べた。
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11月にサービスを開始したディズニーのストリーミングサービスDisney+の加入者数は、まだ5,000万人にとどまる。ただ、世界的にストリーミング利用が急増するなか、2024年までに加入者数が6,000万~9,000万人になるという予測を大幅に上回る勢いだ。
Netflixがそれまでに記録していた新規加入者数の最高記録は、前年の同じ四半期に獲得した960万人だった。過去最高を更新した本日のニュースを受け、同社株は時間外取引で9%急騰し、すでに好調だった四半期にさらに弾みをつけた。本日を迎える前から、同社はすでにS&P 500構成企業のうち、今年に入って株価が上昇したわずか30社の一つだった。
今四半期、Netflixでは多くの作品がヒットした。その一つが、型破りなドキュメンタリーシリーズ『タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!』と、リアリティー恋愛番組『ラブ・イズ・ブラインド』だ。Netflixによると、米国では6,400万世帯が『タイガーキング』を視聴し、3,000万世帯が『ラブ・イズ・ブラインド』を視聴した。大きな数字に見えるが、Netflixは2分以上視聴されたものはすべて1回の視聴として数えている。
同社によると、会員数が過去最高の伸びを記録し、全体の視聴時間も増えたものの、「米ドルの大幅な上昇」が海外売上高を押し下げ、売上高は予測を達成するにとどまった。(Netflixの四半期売上高は57億7,000万ドルで、アナリストの予想とほぼ同じだった。)「自宅待機が終われば視聴が減り、会員数の伸びも鈍化すると見込んでいます。早く終わることを願っています」と同社は付け加えた。
世界各地の外出制限が夏まで続いたとしても、Netflixは、ブランドの知名度とすでに準備が進んでいるコンテンツが十分にあり、競合他社に対して優位な立場を保てると考えている。
「新作の面では、コンテンツをめぐる競合他社も供給業者も、当社とほぼ同程度の影響を受けるでしょう。当社には数千本の作品をそろえた大規模なライブラリーがあり、レコメンド機能も非常に充実しています。そのため、新作不足による会員満足度への影響は、同業他社ほど大きくないかもしれませんが、判断には時間がかかります」と同ストリーミングサービスは書簡で付け加えた。
韓国やアイスランドなど一部の国を除き、Netflix作品の撮影はほぼすべて停止している。同社の作品のうち200本以上はポストプロダクション段階にあり、リモートで作業を進められる。先月CNNのインタビューに応じたNetflixのコンテンツ責任者、テッド・サランドス氏は、パンデミックがコンテンツの供給網に及ぼす影響は最小限にとどまると予測した。少なくとも今年のかなり後半まではそうなるという。
しかし、その後はどうなるのだろうか。新しい番組や映画を顧客に提供できなくなった場合、エンターテインメント業界がどうなるのかは、Netflixを含め誰にも分からない。その時点では、制作が再開できるまで、旧作の充実したカタログを持つ企業が生き残る可能性が高い。
