子どもたちにとって、隔離期間を有意義な時間にする方法

Evan Smith (12) plays online video games with his friend Alex White (12) while communicating through FaceTime at Ouston, as the spread of coronavirus disease (COVID-19) continues, Ouston, Britain, March 24, 2020. REUTERS/Lee Smith - RC2FQF99QTZV
Two friends play video games whilst talking through FaceTime.Image: REUTERS/Lee Smith
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  • 新型コロナウイルス感染症の拡大で家族の暮らしが乱れ、多くの家庭が子どもを気晴らしさせるためにデバイスに頼っています。

  • 生活に規則性を持たせることから、柔軟に対応すること、スクリーンを交流に生かすことまで、増えたスクリーン時間を管理する方法を紹介します。

先週の月曜日、私は生後6か月の子どもと初めて一緒にテレビを見ました。BBCの子ども向け番組を10分間見ました。Bingは、世界中で人気を集めており、「穏やかな」作風で知られています。

息子がテレビを見るのは初めてではありません。世話をしている間に、祖母や父親がこっそりテレビを見せていました。爪切りは、セサミストリートを数分見せながら済ませています。それでも私は概ね、テレビを見せることに抵抗し、次の助言に従ってきました。2歳未満の子どもは画面を見るべきではなく、スクリーン時間は制限すべきだという助言です。息子が幼児になるにつれて、制限するつもりでした。

けれど、おやつの時間と就寝前の習慣を始める時間の合間に、新型コロナウイルスのニュースに不安やストレスを感じ、私はひと息つきたくなりました。テレビをつけても、罪悪感のせいであまり休めませんでした。

新型コロナウイルス感染症の拡大を抑える取り組みは家族の暮らしを乱し、世界中の何百万人もの親が家庭学習に取り組むことになりました。オンライン学習や不安も、ソーシャルディスタンスや隔離をめぐって広がっています。その結果、子どもが画面を見る時間が増えるのは自然なことです。しかし、これまでのルールはどれほど変わったのでしょうか。親は子どものテクノロジー利用を管理しながら、仕事や交流・外出の制限、自身の心の健康とどう折り合いをつければよいのでしょうか。

カナダの子ども・若者向け24時間運動ガイドラインによると、子どもにとって理想的な一日は、身体活動、制約のない遊び、十分な睡眠、そしてごく限られたスクリーン時間を組み合わせたものです。5~17歳の子どもは2時間以下、2歳を超える幼児や未就学児は1時間が目安です。より幼い子どもには「座ったままのスクリーン時間は推奨されません」。

新型コロナウイルス感染症が世界各地の教育に及ぼした影響。Image: Statista

新型コロナウイルス感染症の流行前から、米国などの先進国では、多くの子どもがこのガイドラインを超えていました。そのため、テクノロジーが急速に発達する子どもの脳に与える影響や、テクノロジー依存の可能性を親が心配すべきかをめぐり、踏み込んだ議論が起きています。Quartzの記者ジェニー・アンダーソンは、特に幼い子どもにとってこの議論がなぜ重要なのかを論じました。

スクリーン時間は、子どもの健やかな発達に欠かせない基本的な要素、つまり睡眠、健康的な食事、そして親子間のいわゆる「応答のやり取り」を妨げることが研究で示されています。これは、安心感やつながりを求める赤ちゃんに、親が目を合わせたり、笑顔を見せたり、話しかけたりして応じることです。こうしたやり取りは、赤ちゃんの脳の基礎を築く助けになります。

今、子どもに画面を見せる時間を増やすことが、多くの親にとって何とかやり過ごすために必要だとしても、画面の影響を和らげるためにできることはあります。

柔軟に対応する

まずは自分を追い詰めないことです。「すべてのルールを放り出そうと言っているわけではありませんが、確実に少し緩めてもよいでしょう」と、Common Sense Mediaで子育て担当シニア編集者を務めるキャロライン・ノール氏は言います。同団体はメディアとテクノロジーの利用に取り組む非営利の支援団体です。「親が新しい状況でどう家庭を切り盛りするか考えている間は、いつもよりスクリーン時間を増やしても構いません」とノール氏は助言します。ただし、年齢にふさわしい内容にしましょう。

米国小児科学会(AAP)のコミュニケーション・メディア評議会議長を務める小児科医、ヌシーン・アミーヌディン氏によると、生後18か月未満の子どもには、引き続きスクリーン時間は勧められません。一方、ノール氏は、個々の状況にもよりますが、「一日を通してほかの有意義な方法で子どもと関わっていれば、少し画面を見せても害にはなりません」と話します。

「今、親にとって一番大切な仕事は自分の感情を整えることだと伝えています。そうすれば頭をすっきりさせ、家庭をうまく切り盛りできます」と、ミシガン大学の発達行動小児科医、ジェニー・ラデスキー氏は言います。「そのために赤ちゃんにセサミストリートやダニエル・タイガーを1話見せる必要があるなら、そのことで親に罪悪感を抱いてほしくありません。ただし、その時間を有効に使ってください。ストレッチやヨガをしたり、友人に電話したり、メールを送ったりしましょう。ニュースを読むなど、自分にストレスを与えかねないことに時間を使わないでください」。

「こうした状況で、完璧を求める人はいません」とアミーヌディン氏は言います。

オンラインとオフラインの時間にメリハリをつける

ラデスキー氏は、すべての親が読むべきTwitterのスレッドで、子どもにテクノロジー利用の制限を決める作業に参加してもらうこと、そして子どもの前での自分自身のテクノロジー利用にも気を配ることを勧めています。また、画面を使わない活動の習慣を作ることも提案しています。テクノロジーの時間を遊びや睡眠、屋外での活動に置き換えると、健康面で大きなメリットがあります。

「家族が感情面でつながり、つらい経験を受け止め、立ち直る助けとなるオフラインでの体験を大切にするよう、親に勧めています」とラデスキー氏は書いています。「家族が落ち着きを取り戻し、意思疎通を図る助けとなる、身体を動かす活動や創作、遊びなど、オフラインでできることを見つけてください。家族が心配事を話せる場を作りましょう」。

私がストレスを感じたときにテレビを見てしまったことをラデスキー氏に話すと、息子と一緒にくつろぐ別の方法を見つけてはどうかと勧められました。「親子ヨガ、赤ちゃんを抱っこひもやベビーカーに乗せて散歩すること、遊ぶこと、寄り添って本を読むことは、どれも心身の健康と免疫系にとても大切です」。

マーク・トランブレイ氏は、オタワにあるCHEO研究所で健康的な活動的生活と肥満研究の責任者を務め、カナダの24時間運動ガイドラインの主任策定者でもあります。このガイドラインは、全身の健康にとって身体活動、十分な睡眠、体を動かすことが重要だと強調しています。同氏は、今、家族が「健康の基本原則、つまり、よく食べ、よく眠り、よく動くこと」に注意を払うのが非常に重要だと考えています。

「今、そしてこれからも、これまで以上に厳格にガイドラインを守る必要があります」とトランブレイ氏は言います。「こうした困難に備える保険のようなものです」。

コンテンツを確認する

子どもが画面を見るときは、視聴するメディアが年齢にふさわしく、延々と再生されるものでないことが大切だと、商業主義のない子ども時代を目指す団体のエグゼクティブディレクター、ジョシュ・ゴリン氏は、Hechinger Reportに語りました。視聴が「一日中続くこと」にならないようにし、メディアに始まりと終わりがあるようにしましょう。「終わりのないYouTubeなどより、そのほうが子どもにはよいでしょう」とゴリン氏は付け加えました。

親や養育者が創意工夫をし、新しいことを試す機会でもあります。「学齢期以上の子どもなら、ほかの国や博物館を仮想ツアーで訪れるなど、創造的な活動をスクリーン時間に取り入れてもよいでしょう。オンラインで宝探しをしたり、デジタル資料を使って子どもが知りたがっている疑問の答えを探したりすることもできます」とアミーヌディン氏は提案します。

子どもが画面を通じて誰かと交流するときも、目を配りましょう。ゲームやソーシャルメディア、インスタントメッセージは、いじめが起こりやすい場です。

できるときは一緒に見る

専門家は、できるときには親も子どもと一緒にメディアを見て、目にしている内容について話し合うことを勧めています。

「幼い子どもの場合、親が一緒に教育的なメディアに触れることは、絆を深め、後から学んだことを定着させるよい方法になります」とアミーヌディン氏は言います。

こうした「一緒に見る」ことにはよい効果があると、Common Sense Mediaの調査責任者、マイケル・ロブ氏は書いています。「早期の読み書き能力を伸ばし、共感力を高め、さらには暴力的なメディアに触れた後の攻撃性の抑制にも役立ちます」。ただし、やり取りの質が重要です。ロブ氏は、養育者が子どもと一緒に視聴する方法をいくつか挙げています。子どもの注意を引きつけ、内容について話し合い、子どもにとって身近なものにすることなどです。

画面をつながりに生かす

ソーシャルディスタンスによって家族や友人、地域社会の間に隔たりが生まれるなか、ビデオ通話はつながりを保つ大切な手段になっています。幸い、米国小児科学会もこうした交流を支持しています。

「SkypeやFaceTimeで交流することは、スクリーン時間を有意義に使う健全な方法です」とアミーヌディン氏は言います。「家族の最も幼い子どもも含めて親族が交流する機会を持つことは、誰にとってもよいことです」。

ビデオ通話でつながろうとする人が大勢いるのを見て、息子とソファに座ってぼんやりとBingを見る代わりに、地元で毎週開かれている歌の会にオンラインで参加することにしました。みんなが互いの話に割り込み、赤ちゃんが泣き、歌や踊りもばらばらになるでしょう。いつもの「Twinkle Toes」の集まりとは違いますが、今はこれで十分です。

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