高齢者に運動を続けてもらう方法

The Stay Strong, Stay Healthy program includes instructor-led strength training exercises like bicep curls.
The Stay Strong, Stay Healthy program includes instructor-led strength training exercises like bicep curls.Image: Pexels/SHVETS production
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  • 長期にわたって運動習慣を維持する高齢者は、身体的な活力と自信の両方を高めることができる。

  • 体系的なプログラムは、こうした運動習慣を身につける助けとなる。米ミズーリ州の「Stay Strong, Stay Healthy」プログラムがその例だ。

  • 18年にわたり、同プログラムは2万人を超える高齢者に利用され、オクラホマ州など近隣の州にも広がった。

新たな研究によると、ジムが閉鎖され、新型コロナウイルス感染症対策の制限によって対面での集まりも限られていた時期でさえ、次のプログラムを修了した高齢者は、Stay Strong, Stay Healthy運動プログラムの参加後も、長期的な運動習慣を自力で維持し続けた。その取り組みによって生活習慣が改善し、身体的な活力と自信の両方が高まった。

「初めての『Stay Strong, Stay Healthy』のクラスから3カ月後、6カ月後、9カ月後、そして12カ月後にアンケートを送りました」と、ミズーリ大学保健専門職学部の准教授(地域普及担当)、クリスティン・ミラー氏は話す。

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「クラスの後も運動を定期的に続けてくれることを期待していましたが、どの程度、どれほど続けるかは分かりませんでした。ですから、参加者の大半がグループプログラムで身につけた運動習慣を、自力で維持していたと知ってうれしく思いました」

ミラー氏は、オクラホマ州立大学の助教、ブリー・ベイカー氏と協力し、8週間の「Stay Strong, Stay Healthy」筋力トレーニング講座を受講した50歳を超える成人を対象に、12カ月後の追跡調査アンケートを分析した。

ベイカー氏によると、参加者は長期的な身体の健康上の効果だけでなく、睡眠の改善や活力の向上も報告した。また、年齢を重ねるにつれて難しくなることもある基本的な日常動作をこなす自信も高まったという。これまでの研究では、スクワットや上腕二頭筋カール、ランジなど、インストラクター主導の筋力トレーニングを取り入れた「Stay Strong, Stay Healthy」プログラムにより、筋力、バランス、柔軟性、睡眠が改善し、高齢者の転倒リスクが低下することが示されている。

「自分に確信が持てず、特定のことができるという自信を失っている人もいると思います」とベイカー氏は話す。「重りを持ち上げたり、さまざまな運動をこなしたりできるなら、自分が関心を持つほかのこともできると気づいたのは素晴らしいことでした。『Stay Strong, Stay Healthy』は自信を育み、人生でできるほかのことにも目を向けるきっかけになったと思います」

ミラー氏は、自身の両親が「Stay Strong, Stay Healthy」の8週間講座への参加を申し出たことで、高齢者に対するプログラムの効果を間近で見てきた。

「両親はランダム化比較試験に参加し、講座で学んだ健康習慣を今も続けています」とミラー氏は話す。「私はずっと娘として、あれこれするように言ってきました。でも、活動量を実際に増やし、それを続けるきっかけになったのは、講座を受けたことでした」

18年を経て、同プログラムは2万人を超える高齢者に利用され、オクラホマ州などミズーリ州の近隣州にも広がった。この研究結果は、プログラムのさらなる拡大や、全国での導入に役立つ可能性がある。

「健康上の効果を示す逸話的な例しかない場合と、さまざまな健康上の効果を示す科学的な証拠がある場合では状況が異なります。効果を裏付ける証拠が得られた今、国の統括機関や資金提供団体がこのプログラムに資金を提供する可能性は高まります」とベイカー氏は話す。

この研究結果に関する論文は、Journal of Sports Sciencesに掲載されている。

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