Googleのデータで、COVID-19下のパニック発作の急増が明らかに

Google Trends allows individuals to examine longitudinal population-level variation.Image: Unsplash
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  • Google Trendsの分析により、不安、パニック発作、およびパニック発作の治療法に関する検索が大幅に増加していることがわかった。

  • また、Google Trendsの分析では、研究者らはうつ病、孤独感、虐待、自殺念慮に関する検索の増加は確認されなかった。

  • ただし、このデータは、さらに大きな問題の前兆を示している可能性がある。

Google Trendsの分析に基づき、心理学者らは、不安、パニック発作、およびパニック発作の治療法に関する検索が大幅に増加していることを発見した。

研究者らはGoogleの検索データを用いて、その傾向を調べた。メンタルヘルスについて、COVID-19のパンデミック期間中の傾向を調べ、その検索結果に基づき、パニック発作が数百万人に影響を及ぼしている可能性があると述べている。

研究者らはGoogle Trendsを使用して、世界保健機関(WHO)がパンデミック宣言を発表した2020年3月11日の前後に人々が検索した、メンタルヘルス関連の用語を幅広く分析した。その結果、パンデミック宣言後の数週間において、不安、パニック発作、およびパニック発作の治療法、特に遠隔および自己ケアの手法に関する検索が大幅に増加していることがわかった。

Google Trendsは、人々が特定のGoogle検索用語を使用する相対的な頻度について、人口レベルでの長期的な変動を個人が調べることを可能にする。データはリアルタイムで更新され、世界中で閲覧できる。

「『魂の窓』とまではいえないものの、人々の検索用語は比較的検閲されていない情報への欲求を反映しており、そのため従来の自己申告式調査に見られる多くの偏りがない」と研究では述べられている。

「Google Trendsの分析は、感染症の伝播、投票行動、主要な経済指標など、社会的に重要な結果の予測に用いられてきた。また、人口のメンタルヘルス症状やニーズを予測するためにも使用できる」

米国国立精神衛生研究所によると、パニック発作は強い恐怖感と、圧倒されるような感覚によって特徴づけられる。パニック発作の最中には、心拍が速くなったり、大量に汗をかいたり、震えたり、息切れを感じたりすることがある。

研究者らは、うつ病、孤独感、虐待、自殺念慮に関する検索の増加は確認しなかった。ただし、研究者らは、これらの結果が必ずしも人々がこれらのメンタルヘルスの問題を経験していないことを意味するわけではないと警告している。

むしろ、このデータは、さらに大きな問題の前兆を示している可能性がある。タレーン大学理工学部の心理学助教授であり、雑誌「Psychological Trauma: Theory, Research, Practice, and Policy」に掲載された本研究の共著者でもあるマイケル・ホーガー氏はそう述べている。

同氏はこれを、予期せぬ死、燃え尽き症候群、および失業に関連する「メンタルヘルスの津波」と表現している。

検索結果から、心配やパニックが直ちに増加し、その後不安症状が現れ始めたことがうかがえる。Image: アメリカ心理学会

「パンデミック宣言直後の分析は、氷山の一角にすぎない」とホーガー氏は述べている。「時間の経過とともに、社会におけるメンタルヘルスのさらなる低下が見られるようになるだろう。これには、うつ病、PTSD、地域社会での暴力、自殺、および複雑な死別反応の増加が含まれる可能性が高い。COVIDで亡くなる人一人につき、約9人の近親者が影響を受け、人々は長期間その悲しみを抱えることになる」

研究者らは、Google Trendsの継続的な監視により、長期的に、今回の分析では検出されなかったその他のメンタルヘルスの問題が明らかになる可能性があると述べている。

「これらの知見と継続的な監視は、COVID-19による心理的負担を軽減しうる、複数の生態学的レベルにわたる公衆メンタルヘルスの取り組みを導くことができる」と研究では述べられている。

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