一生続くワクチンもあるのに、なぜ新型コロナワクチンの追加接種が必要なのか?

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Various COVID-19 vaccines on the market were released as soon as they were shown to be safe and effective.Image: Unsplash/ Charlotte Edmond
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  • ワクチンは免疫記憶を作ることで効果を発揮しますが、誘導される免疫応答の強さはさまざまです。

  • 病原体が進化する速度は、ワクチンの有効性に影響します。

  • 新型コロナワクチンの効果がどれほど長く続くかについては研究が続いていますが、症状を伴う感染の予防には追加接種が重要であることが研究で示されています。

一度接種すればよいワクチンもあれば、追加接種が必要なワクチンもあるのはなぜでしょうか?

ほとんどの国では、小児期に麻疹ワクチンを2回接種することを目指しており、たとえばそれで生涯にわたる免疫が得られます。一方、破傷風ワクチンは複数回接種されます。米国では成人に対し、10年に1回の接種が推奨されています。また、一部の国では現在、新型コロナワクチンの3回目、あるいは4回目の接種を、わずか1年余りの間に実施しています。これは、ワクチンの有効性が低下していることを研究が示唆したためです。

その答えには、いくつかの要因が関係しています。

免疫応答の強さはどの程度か?

ワクチンは自然免疫を模倣することを目指しています。無害な模擬物質を体内に取り込ませることで、免疫記憶を作り、病気を引き起こす病原体による感染を体が認識できるようにします。感染が認識されると免疫応答が起こり、抗体が侵入者に結合して、発病を防ぎます。病原体に感染した細胞を攻撃できるT細胞も、体の防御に欠かせません。

新型コロナワクチンを含むすべてのワクチンは免疫応答を引き起こしますが、その強さや、生成された抗体が持続する期間は、ワクチンの有効性によって異なります。

また、ウイルスや細菌の種類によって、感染防御に必要な抗体の量は異なります。

ワクチンは免疫記憶を作り、将来の感染を体が認識できるようにします。Image: Nature

麻疹に対する抗体は比較的長く持続する傾向があり、ワクチン接種後も何年もの間、感染を防ぐのに十分な量が体内を循環しています。新型コロナの感染を防ぐために必要な抗体の量については、現在も研究が続いています。

新型コロナウイルスはどれほど速く進化するのか?

さらに、ウイルスや細菌がどの程度変異・進化するかも関係します。急速に進化する感染性病原体は、以前の型と十分に異なる姿になったり、新たな攻撃方法を見つけたりすると、体の防御をすり抜ける可能性があります。急速に進化する敵に対するワクチンを作るのは、動く標的を射るようなものです。

その例は、毎年のインフルエンザの流行で見られます。インフルエンザウイルスが複製する過程で、遺伝的構成に小さな変化が生じることがあります。その結果、ウイルス表面のタンパク質が変化する場合があります。これらのタンパク質は、感染を認識して免疫応答を引き起こす免疫系の働きにとって重要です。このいわゆる抗原ドリフトによって生じるウイルスは、通常、以前の型とかなり似ています。そのため、あるインフルエンザウイルスに対して作られた抗体は、類似のウイルスも引き続き認識し、反応できる可能性が高いでしょう。

しかし、こうした小さな変化が蓄積すると、新しい型のウイルスに対する免疫応答が妨げられ、再びインフルエンザに感染しやすくなります。このため、流行中のウイルスにできるだけ効果を発揮するよう、インフルエンザワクチンの「配合」は毎年調整されます。

英国における特定の疾病の有病率に対するワクチン接種の影響。Image: Nature

科学も進歩を続けている

市場に出回るさまざまなコロナウイルスワクチンは、安全性と有効性が確認され次第、提供が開始されました。科学者たちは、接種を受けた人々の抗体量を含め、長期的な免疫の状態を引き続き監視しています。

承認済みのワクチンは、免疫応答を開始させるために異なる方法を用いています。一部は、風邪などの病気を引き起こすことがある一般的なウイルスである、増殖しないアデノウイルスを基盤としています。別のワクチンはmRNAを使用します。mRNAはDNAから遺伝情報を運ぶ分子で、ウイルスをまったく含みません。

さまざまな種類のワクチン。Image: Nature

mRNAを基盤とするワクチンは比較的新しい技術であり、その持続期間については現在も研究が続けられています。

免疫が持続する期間は人によって異なる場合もあり、年齢、持病、服用中の薬などの要因によって左右されます。

現在の新型コロナワクチンは、オミクロン株による症状を伴う発病に対する効果が、以前のウイルス型と比べて低い可能性があることが、進行中の研究で示唆されています。しかし、追加接種を受けた人は、より強く保護されています。防御効果は低下するものの、重症化に対する防御は依然として強固です。

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