アメリカとベルギーの研究者がCOVID-19治療法を探る中心にいるのはラマ

Llamas are seen in Pisiga, near the border with Chile, July 23, 2009. REUTERS/Daniel Caballero (BOLIVIA ENVIRONMENT ANIMALS) - GM1E57O0LST01
Llamas and other members of the camel family are often used in virus research, due to the small antibodies they produce.Image: REUTERS/Daniel Caballero
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  • ウィンターと名付けられたラマが、COVID-19治療法の探索の中心にいる。

  • ウィンターは、ベルギーとアメリカの科学者による研究に使われている。両国の科学者は、「ナノボディ」として知られる彼の小さな抗体が、新型コロナウイルスを阻止するように見えることを発見した。

  • ラクダ科の動物は、より小さな抗体を作り出す能力があるため、ウイルス研究でよく利用される。科学者はこの小さな抗体をより容易に扱うことができる。

ウィンターというラマは、COVID-19の治療法の探索に役立つ可能性があるという。アメリカとベルギーの科学者が、新型コロナウイルスを阻止すると思われる微小な粒子を特定したためだ。

科学者たちはベルギーのVIB-UGent医療バイオテクノロジーセンターとテキサス大学オースティン校に所属しており、火曜日に研究成果を学術誌『Cell』に発表した。研究の中心となったのは、ベルギーにいるこのラマである。

研究の中心にいたラマ、ウィンター。Image: BIV-UGENT Center for Medical Biotechnology/ Handout via REUTERS

このグループは4年前、2003年に広がったSARSウイルスや、2012年に流行したMERSウイルスに対抗しうる抗体の研究を始めた。

「この研究は2016年の副次的なプロジェクトでした。興味深いかもしれないと考えたのです」と、共同研究のベルギー側の共同責任者であるザビエル・サエレンス氏は語った。「その後、新型ウイルスが出現し、より重要で、より大きな意味を持つ可能性が出てきました。」

ラマのウィンターには、SARSウイルスとMERSウイルスの安全な版が投与され、その後、血液のサンプルが採取された。

ラマやラクダ科の他の動物は、標準的な抗体に加えて、より小さな抗体を作り出す点で特徴的である。科学者はこの小さな抗体をより容易に扱うことができる。

研究チームのベルギー側は、同じくバート・シェペンス氏が率いており、ナノボディとして知られる小さな抗体の断片を特定し、どれがウイルスに最も強く結合するかを調べた。

サエレンス氏は、新型コロナウイルスをSARSウイルスの親戚にあたるものだと説明している。両者はいずれもコロナ(王冠)状の形をしており、そこにはタンパク質のスパイクがあり、抗体はそこに結合できる。

チームは動物を用いた試験を開始する予定で、年末までにヒトを対象とした治験を開始できるよう進めている。サエレンス氏は、製薬会社との交渉が進行中だと述べた。

ラクダやラマ由来のナノボディに関する研究はこれが初めてではない。フランスのサノフィは2018年、ヘント拠点のナノボディ専門企業アブリンクスを買収するために39億ユーロ(42億3000万ドル)を支払った。

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