コロンビア元大統領、COVID-19は地球の扱い方について先住民の声に耳を傾けることの重要性を示していると指摘

In a sacred zone of the Kogi indigenous people, north of the Sierra Nevada de Santa Marta, Juan Manuel Santos was inaugurated in a symbolic ceremony as the new President of Colombia attended by leaders of the four indigenous peoples of the Sierra.
Colombia's former president and a Nobel Peace Prize winner implores world leaders to listen to indigenous peoples.Image: Fernando Ruiz - SIG (Presidency of Colombia)
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  • コロンビアの元大統領フアン・マヌエル・サントス氏は、特に環境問題について、世界の指導者に先住民の声に耳を傾けるよう強く訴えている。

  • 新型コロナウイルスのパンデミックは、自然との関係を捉え直すことを私たちに求める、もう一つの地球規模の脅威である。

  • 科学と国際協調から手を引く指導者が増える中、先住民の知恵は私たちに進むべき道を示すことができる。

2010年にコロンビアの大統領に就任した日、私の「兄たち」である、シエラネバダ・デ・サンタマルタの山々に暮らす先住民は、私に重要な助言をくれた。「コロンビア人同士の平和と和解を求めよ。同時に母なる自然とも和解せよ。自然は怒っている。ひどく虐げられてきたからだ。」

今日、その助言は緊急の警告である。地球上のすべての人と政府が、それに耳を傾けなければならない。

人類と自然の関係は、これまでになく大きくずれている。世界では種の減少が進んでおり、100万種が絶滅の危機にさらされている。気温は上昇し、世界各地で洪水や山火事をもたらしている。人間が自然に過度に踏み込んだことによって引き起こされたとみられるパンデミックが、経済と人命を壊滅的な状況に追い込んでいる。

こうした地球規模の脅威に対処できるのは、地球規模の行動だけである。それにもかかわらず、多くの国々は今なお、孤立していても生き延びられるという幻想にしがみついている。国境がどうにかして魔法のように自国を守ってくれると考え、その間にも地球が燃え続けている。

私はこの衝動を理解している。しかし、私は各国の同胞の指導者たちに、それを退けるよう呼びかけたい。むしろ、私たちは自然との関係を捉え直し、先住民の導きに従わなければならない。

世界人口に占める割合はわずか5%にすぎないが、先住民は、地球上で最も健全な生態系の多くを支えている。先住民は地球上の全陸地の4分の1以上を管理しており、世界の生物多様性の約80%を守っている。

大統領就任の日、私は先住民の指導者たちと会い、権力を握ることについて、象徴的に彼らの許しを求めた。彼らは同意し、私に権威の杖と、四つの石のついたネックレスを授けてくれた。最初の石は、私たちが大切に守るべき土地を表していた。二つ目は、生命の源である水を象徴していた。三つ目の石は、私たちが調和のうちに共に生きるべき自然のためのものだった。そして最後の石は政府を象徴しており、政府は自然の秩序と創造主の意志を尊重しなければならないことを示していた。

これらの指導者は、地球とその資源に対する私の考え方を変えた。彼らは私に、国民国家が人類に優越するものではないこと、そして人類は自然から切り離されることはできないことを思い起こさせてくれた。

私はこの考えを胸に、その後の8年間を大統領として過ごした。政権下では、コロンビアが半世紀にわたって続けてきた内戦がもたらした、人的・環境的に甚大な被害を終結させた。ドイツより広い面積を恒久的な保護区域に指定し、気候変動と闘うため炭素税を導入した。

2018年、先住民の女性たちとともにいるサントス大統領。Image: César Carrión - SIG(コロンビア大統領府)

これらの取り組みは、コロンビアにとっても地球にとっても良いものだった。コロンビアは、1平方キロメートルあたりの生物多様性が世界で最も豊かな国であり、地域全体に恩恵をもたらす、独自の沿岸・海洋・山岳生態系を有している。しかし、まさにこの同じ特徴こそが、私たちを気候変動に対して極めて脆弱にしている。

他のすべての国と同様、コロンビアも孤立して存在しているわけではない。私たちは常に、国境の外での行動の影響を受けやすい。COVID-19は、このことを改めて示した。だからこそ、私たちは2012年のリオ+20サミットで持続可能な開発目標を打ち出し、パリ協定を強く支持した。また、近年、一部の国々が国際協調から後退する姿を目にして、私が深く落胆してきたのも、そのためである。

サントス大統領は、8年前に自分に託された杖を、承認の象徴として返還するため、シエラネバダ・デ・サンタマルタの山麓にあるサンミゲルを訪れた。Image: César Carrión - SIG(コロンビア大統領府)

科学や、先住民から学んでおくべきだった教訓に疑問を呈することが、いつの間にか当たり前になってしまった。例えば、野生動物を生息地から連れ出し、人口密度の高い都市に持ち込むことに伴う病気の危険性は、無視されてきた。一方で、気候変動と環境保護を優先する姿勢は、世界の指導者の間でときに欠けている。

今や私たちは、すでに26万4000人以上の命を奪い、経済を破綻させかねず、各国や国際機関をその限界まで追い込むおそれのある、世界的な公衆衛生上の大惨事に直面している。歴史は、平和は自然には生まれないことを教えてくれている。人類がこのウイルスとの戦いに勝利した後には、ナショナリズムや権威主義の台頭を許してはならず、むしろ国際的な架け橋を築き、傷を癒やさなければならない。

先住民は、私たちに進むべき道を示そうとしてきた。彼らは、どんな政治家や科学者よりも深く、人間と自然の絆を理解している。その知恵に耳を傾けることで、私たちは自らと地球を救うことができる。

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