女性が形作るポストCOVID-19時代の8つの姿

Women have adapted and re-focused post COVID-19, including on climate change.
Women have adapted and re-focused post COVID-19, including on climate change.Image: Pascal Bernadon/Unsplash
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  • 女性はCOVID-19パンデミックの過酷な状況により深刻な打撃を受け、新たな現実への適応を余儀なくされてきました。

  • 10か国で10万人以上の回答者を対象に実施された調査では、パンデミック後に8つの新たなペルソナが出現したことがわかりました。

  • 新たに出現したペルソナには、仕事においてより個人的な利益と柔軟性を重視する人々、ブルーカラーからホワイトカラーの仕事へとスキルを身につけ直した人々、そして気候変動などの社会的行動の動員にいっそう熱意を持つ人々が含まれます。

パンデミックが3年目に入るなか、女性は引き続き負担、苦痛、犠牲の不釣り合いに大きな部分を背負い続けています。

私の場合、COVID-19が襲ってきたとき、米国に移住した後に子どもの頃から身につけてきた習慣に逆戻りしました。迫りくるストレスを無視し、仕事と家族のことばかりに固執していたのです。数か月後、重度の脳震盪により活動が制限され、数か月にわたる療養が必要になって初めて、パンデミックが自分の心身の健康にどれほど悪影響を及ぼしていたかに気づきました。

今の私は、自身の健康にあらためて重点を置き、より創造性と決断力を持つようになり、家族や社会全体へのサポートの在り方を見直しています。望んだことではありませんが、この2年間で何百万人もの女性が同様の変化を経験し、その結果、私たちはこれまでより強く、より回復力があり、より自分自身に目を向けるようになりました。

物事の未来

オリバー・ワイマン・フォーラムは、パンデミック期間中にビジネスと社会がどのように変化したのか、そしてポストパンデミックの世界を形作ると思われる集団や動向について研究を続けています。

私たちの最近の調査では、10か国で10万人以上を対象とした結果、今日の女性は健康への関心を高め、より安定した仕事を見つけるために新たなスキルを学び、家庭や職場で安全かつつながりを保つためにデジタル技術をより速く取り入れていることが示されています。その結果、彼女たちは十分な報酬が得られない仕事を離れ、求める福利厚生や柔軟性を優先し、自分にとって大切なことにより多くの時間とお金を使うようになっています。

調査では、パンデミックから生まれ、今後数年間の経済と社会を形作る態勢にある8つの主要な行動原型が特定されました。これらのペルソナは人口の58%を占めており、全く新しいものか、パンデミック中に大きく変化したため見分けがつかないほどになっています。例えば、「デジタル開花者」は以前はあらゆる技術を極力避けていましたが、今ではそれを積極的に取り入れています。また「ニューカラー」は、パンデミック中に新たなスキルを身につけた元ブルーカラー労働者です。

「ハイブマインド投資家」のように、男性が圧倒的に多い集団もありますが、女性も個人の生活、キャリア、そして社会における役割に再び焦点を当てることで、依然として影響力を発揮しています。

新たなペルソナ

ウェルネスの主役たち

主に女性で、大半がミレニアル世代であるウェルネスの主役たちは、セルフケアを重要な優先事項と捉え、ウェアラブル機器やその他の技術を活用して、予防、メンタルヘルス、そして新たなウェルビーイングの感覚に注力しています。

彼女たちは合わせて人口の20%以上を占めています。現在ではそのほぼ90%が定期的に運動しており、全体平均の2倍以上にあたります。また、バーチャルサービスを利用する可能性は7倍以上高くなっています。

デジタル開花者

以前は医師の診察、銀行取引、薬局での用事を対面で行うことを好んでいた何百万人もの女性が、電子的な手段へと移行しています。ビデオチャットから電話決済アプリまであらゆるものの使い方を、独学で、あるいは友人や家族から学んでいます。多くの人が、医療上の危機を待つのではなく、テレヘルスなどを通じて定期的に医師の診察を受けるようになっています。

デジタル開花者は、こうした製品やサービスのより大きな消費者になる可能性が高く、その設計、マーケティング、利用方法に影響を与えるでしょう。

ニューカラー

過去2年間で、仕事においてもっとも大きな変化がいくつか起きました。調査対象の女性のほぼ半数が新しい仕事を探す意思があると答え、12%はすでに新しい仕事を見つけていました。パンデミックは、解雇されたり、最前線で働くことを余儀なくされたりした多くのブルーカラー労働者にとって、特に厳しいものでした。

「ニューカラー」の登場です。より良い給与、より良いワークライフバランス、柔軟性、そして職業上の成長や昇進の機会を求めて転職する意思のあるブルーカラー労働者を指します。 調査では、ブルーカラー労働者の74%が、より高収入でより安定した仕事に就くことを望み、パンデミック中にスキルを磨いたことがわかりました。このグループは一般人口の23%を占めています。

全体としては依然として男性がブルーカラー労働者の大半を占めていますが、世界的に見ると、ニューカラーの43%は女性です。男女間の重要な違いとして、男性の方が研修費用を進んで支払う傾向があったことが挙げられます。これは女性がキャリアアップのために積極的に行うべきことです。

気候変動の触媒

パンデミックを経て、社会を改善する取り組みへのコミットメントをさらに強めた女性もいます。特に、彼女たちは気候変動に対して不釣り合いなほど強い関心を持っています。気候変動の触媒となる人々は、通常35歳以上です。世界の気候変動の触媒の56%は女性ですが、米国ではその割合が62%に上昇します。

このグループはすでにビジネスや政府に不満を抱いていましたが、世界がCOVID-19への対応としていかに迅速に動員できるかを目の当たりにしたことで、潜在的な気候活動家の動員を支援することへの熱意を一層強めました。

気候変動の触媒となる人々は、企業や政府にさらなる行動を求めており、そうしない企業を見限る意思もあります。ほぼ4分の3が、気候変動を重視していないと判断した企業を避けていると答え、68%が持続可能なブランドを積極的に探していると答えました。

ほぼ85%が、持続可能な商品やサービスに対してプレミアム価格を支払う意思があると答えています。

女性は適応する

調査の最も重要な結論は、女性が単に異なるだけでなく、多くの面でより良い存在として台頭しているということです。

戦争や難民危機が頭上に迫るなか、世界が新たな激動の時期を迎えている今、将来何が起こるかは誰にもわかりません。しかし、COVID-19危機の中で女性が示してきたレジリエンスは、次に来るものに対しても極めて重要になるでしょう。

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