この日次ニュースまとめでは、新型コロナウイルス感染症のパンデミックに関する最新ニュースや情報を厳選してお届けするとともに、情報を得て身を守るためのヒントやツールをご紹介します。
主なニュース:パンアメリカン保健機構が警告、カリブ海地域の新型コロナウイルス感染症対策に遅れ;新型コロナウイルス感染症への感染でメンタルヘルス問題のリスク上昇―新たな研究;ニュージーランドとタイで感染者数が過去最多に。
1. 新型コロナウイルス感染症が世界に及ぼす影響
新型コロナウイルス感染症の確定症例数は世界全体で4億2,970万件を超えたと、ジョンズ・ホプキンス大学は発表しています。確定死者数も590万人を超えました。世界では106億5,000万回を超えるワクチン接種が実施されたと、Our World in Dataは発表しています。
世界保健機関(WHO)では本日、パンデミックへの対応をめぐる新たなルールについて協議が始まります。WHO加盟国が条約を採択する目標時期は2024年5月です。
ニュージーランドでは、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が1日あたり過去最多を記録し、6,000人を超え、250人が入院しました。新型コロナウイルス感染症対策に反対する抗議者が、ジャシンダ・アーダーン首相を標的にしたことを受けての報告です。
米国の保健当局者によると、国内で最も広く使われている新型コロナウイルスワクチンの初回2回の接種間隔を延ばすことで、若い男性のまれな心筋炎リスクを低減できる可能性があります。
WHOは、低・中所得国が自国でワクチンや治療薬を製造できるよう、研修を支援する2つ目の拠点を設置しました。
タイでは、新型コロナウイルス感染症の新規確定症例数が1日あたり過去最多の23,557件となりました。
アストラゼネカはカナダと、抗体療法薬10万回分を供給する契約を締結しました。この薬は、一部の高リスク患者における新型コロナウイルス感染症の予防を目的としています。
スイス政府は、今年半ばまでに新型コロナウイルスワクチン最大1,500万回分を他国に寄付すると、昨日発表しました。
ルーマニアも、アストラゼネカ製ワクチン110万回分を寄付する予定です。。
イタリア政府は、新型コロナウイルス感染症に伴う非常事態宣言を3月31日に解除すると、マリオ・ドラギ首相が昨日発表しました。
アイスランドは、残る新型コロナウイルス感染症関連の規制をすべて解除すると保健省が昨日発表し、解除日は金曜日としました。
スロバキアも、今後1か月で新型コロナウイルス感染症関連の規制の大半を解除する予定です。
カンボジアでは、3歳の子どもへのワクチン接種が新型コロナウイルス感染症対策として始まりました。
社会起業家のための新型コロナウイルス感染症対応アライアンスとは?
2. PAHOが警告、カリブ海地域の新型コロナウイルス感染症対策に遅れ
パンアメリカン保健機構(PAHO)は、カリブ海地域では新型コロナウイルス感染症対策が遅れていると警告しました。対象となる人々のうちワクチン接種を受けたのはわずか63%で、地域間の格差も拡大しています。
PAHOのカリッサ・エティエンヌ事務局長によると、WHOが掲げる接種率40%の目標にまだ達していない米州の13の国・地域のうち、10はカリブ海地域にあります。
この地域では先週、新型コロナウイルス感染症の新規症例が220万件報告されました。前週と比べて28%減少しています。
エティエンヌ事務局長は、「6週連続で増加した後、オミクロン株の流行が始まって以来、初めて死者数が減少しました。当地域で報告された新たな死者は2万9,000人で、9%の減少です」と述べました。
同氏は、感染者数と死者数は減少しているものの、地域内の国や地域すべてで一様に改善しているわけではないと注意を促しました。
3. 新型コロナウイルス感染症への感染でメンタルヘルス問題のリスク上昇―新たな研究
パンデミックによる心理的ストレスは広く見られる可能性がありますが、新型コロナウイルス感染症にかかった人は、感染を免れた人に比べ、新たなメンタルヘルス問題を抱えるリスクが大幅に高いことが、新たな研究で明らかになりました。
研究者らは、1年間にわたり、感染から回復した人は、新たな不安障害、うつ病、抗うつ薬の使用、オピオイド使用障害、非オピオイド物質使用障害のリスクが高かったことを見いだしました。
新たに確認された神経認知機能の低下のリスクも80%高く、睡眠障害と新たに診断されるリスクは41%高くなっていました。
研究者らは、こうした問題のリスクは「入院しなかった人々でも高まっていた」が、新型コロナウイルス感染症で入院した人々で最も高かったと、BMJ誌で報告しました。

