この日次まとめでは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の大流行に関する最新のニュースや情報を厳選してお届けするとともに、情報を把握し、身を守るためのヒントやツールもご紹介します。
主な動向:シドニーでロックダウン緩和へ、南北アメリカで感染者数が減少、EU の公衆衛生当局が信号機式の渡航制度の廃止を提案。
1. COVID-19が世界に与えている影響
COVID-19の確定症例数は、ジョンズ・ホプキンス大学によると、全世界で2億3,650万人を超えました。確定死亡者数は482万人以上です。全世界で63億9,000万回以上のワクチン接種回数が実施されたと、Our World in Data は報告しています。
カナダでは、10月30日から、国内で運行される列車、航空機、海上輸送を利用する12歳以上の全乗客に対し、COVID-19ワクチンの接種を受けたことを証明することを義務付けます。連邦政府職員も、ワクチン接種状況を申告しなければなりません。
米国政府は、1億8,000万件の追加迅速COVID-19検査キットを、10億ドルの費用をかけて購入する予定です。これは、先月発表した20億ドルの検査購入計画に加えて実施されるものです。
英国は、32の国と地域への不要不急の渡航を控えるよう勧告していましたが、これを解除しました。ただし、ブラジル、メキシコ、南アフリカ、タイを含む一部の地域については、引き続き渡航を控えるよう勧告しています。
スウェーデンとデンマークは、モデルナ製COVID-19ワクチンの若年層への接種を一時停止すると発表しました。稀な心血管系の副作用が生じる可能性があるとの報告を受けてのことです。モデルナの広報担当者は次のように述べています。「これらは通常軽症であり、標準的な治療と安静にすれば、通常は短期間で回復します。COVID-19に感染した場合、心筋炎のリスクは大幅に高まります。これを防ぐ最善の方法はワクチン接種です。」
フランスの保健当局は、医療従事者に対するCOVID-19追加接種(ブースター接種)を推奨しました。
Bharat Biotech社は、2歳から18歳の子どもを対象としたCOVID-19ワクチンの治験データを、インドの医薬品規制当局に提出したと発表しました。同社は、非常に幼い子どもを対象にワクチンの試験を行った、インド初の企業です。
EUの公衆衛生機関は、COVID-19の渡航規則の改定を提案しています。改定案では、ワクチン接種者に対する制限を緩和し、色分けによる制度を廃止するとしています。
2. シドニーでロックダウン解除へ
オーストラリア最大の都市であるシドニーは、4か月に及んだロックダウンを、接種完了率が70%の目標に達したことを受けて、月曜日から解除される見通しです。
シドニーを州都とするニューサウスウェールズ州では、ワクチン接種を完了した人は、パブ、商店、映画館、ジムへの訪問を含め、理由を問わず外出できるようになります。これらの施設は、厳格なソーシャルディスタンス規則の下で再開されます。
自宅に集まることができるワクチン接種済みの来客数は2倍の10人に増え、結婚式や葬儀に参加できるワクチン接種済みの人数の上限は100人に引き上げられます。接種率が80%に達すれば、ナイトクラブも予定より早く、ワクチン接種済みの人を対象に一部再開できます。また、オフィスでのマスク着用は義務ではなくなります。
州は、ワクチン接種を完了していない人が12月1日まで厳格な自宅待機命令の下に置かれるよう、ワクチン接種証明制度を導入します。
「ワクチン接種は私たちの自由への鍵であり、ニューサウスウェールズ州全域の人々の犠牲と努力のおかげで、できる限り迅速かつ安全に経済活動を再開することができました」と、州首相のドミニク・ペロテット氏はシドニーで記者団に語りました。
3. 南北アメリカで感染者数は減少しているものの、さらなるワクチンが必要
汎米保健機構(PAHO)は昨日、南北アメリカ全域で、過去1か月間に新規COVID-19感染者数が減少していると発表しました。ただし、ラテンアメリカおよびカリブ海地域では、ワクチン接種を完了した人は37%にとどまっています。
直近1週間に同地域で新たにCOVID-19の感染が確認された人は120万人で、前週の新規感染者数150万人から減少しました。
しかし、一部の地域では感染者が増加しており、ワクチン接種率の格差は依然として懸念材料です。
PAHOは、ジャマイカ、ニカラグア、ハイチでは、ワクチン接種率がまだ10%にも達していないと発表しました。「できるだけ早くこの格差を縮めることに注力しなければなりません」と、カリッサ・エティエンヌ所長は記者団に語りました。
同機関は、ワクチンが余っている国に対し、その分を共有するよう求めました。

