新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を抑えるため、インド全土で大規模なロックダウンが実施されています。
緊急時や、生活必需品である食料や医薬品を購入する場合を除き、外出は禁止されています。
このロックダウンは、感染者の急増を防ぐことを目的としており、急増すれば、インドの医療制度が短期間で対応しきれなくなるおそれがあります。
インドのナレンドラ・モディ首相は、世界最大規模のロックダウンを実施し、新型コロナウイルスの拡散を抑制するため、13億人に対して3週間の外出自粛を求めています。
「今後21日間でこのパンデミックを抑制できなければ、国とみなさんのご家族は21年後退することになります」と、モディ首相は述べ、制限措置を発表しました。
4月1日時点で、インドでは1,500件を超える新型コロナウイルスの感染が確認され、45人が死亡しています。インドの人口規模を考えると、これらの数字は比較的少なく見えるかもしれません。同国は世界人口のほぼ5分の1を占めています。しかし、インドには人口1万人あたりわずか8人の医師しかおらず、感染者数の増加により、医療制度が早晩対応できなくなるのではないかとの懸念が高まっています。
世界経済フォーラムは、新型コロナウイルスの流行に対して何をしているのでしょうか。
新たな制限措置により国内は事実上の停止状態となり、通りから人影が消え、航空便の運航停止、鉄道の運行停止が起こり、数百万人が職を失っています。
3月25日にロックダウンが始まる前には、混雑したバスで人々が村や町へ帰っていました。

ロックダウンにより、コルカタのこの幹線道路を含め、道路から人の姿が消えています。

ニューデリーをはじめとする各都市が道路を封鎖し、バリケードが設置されました。

公共の集会に対する政府の規制により、ショッピングセンターなど、普段は賑わう場所も閑散としています。

外出が許されるのは緊急時や、生活必需品である食料または医薬品を購入する場合のみで、禁止措置を徹底するため、準軍事組織と警察官が街頭に配置されています。

防護服を着用した警察官が、自宅隔離中の人々の様子を確認するため、アーメダバードの住宅街に到着しています。

アーメダバードでは、人々が他人との安全な距離を保つため、白線で描かれた円の中に立ち、薬を求めて並んでいます。
病院、警察、その他の必需サービス提供者は、自宅待機の制限から除外されており、食料品店と薬局は営業を続けています。

コルカタのハウラー駅前で、出稼ぎ労働者が無料の食料配布を受けるために列に並んでいます。

コルカタでは、医療従事者が新型コロナウイルス感染症の症状がある人のための新しい隔離病棟に入っています。

隔離施設ではベッドが準備されています。インド国防省は、追加で7か所の隔離施設を設置し、新型コロナウイルスの影響を受けた国々から帰国するインド国民を受け入れています。

世界の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者数が増え続けるなか、ウイルスの拡散を抑える取り組みにより、世界人口の4分の1がロックダウン下での生活を余儀なくされています。

