「足で稼ぐ」接触者追跡を無視できない理由:WHOの新型コロナウイルス感染症に関するブリーフィング

Michael J. Ryan, Executive Director of the WHO Health Emergencies Programme and Director-General of the WHO Tedros Adhanom Ghebreyesus, attend a news conference on the coronavirus (COVID-2019) in Geneva, Switzerland February 24, 2020. REUTERS/Denis Balibouse - RC237F9WRS8Q
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  • 世界保健機関(WHO)は5月4日、新型コロナウイルス感染症のパンデミックについて最新情報を一般に伝えるため、メディア向けブリーフィングを開催した。

  • 新しいテクノロジーは、「足で稼ぐ」接触者追跡活動を補完できるが、取って代わることはできない。

ハイテクツールは現代の接触者追跡活動を強化してきたが、公衆衛生の基本に代わるものではないと、世界保健機関(WHO)の健康危機管理プログラムの最高責任者、マイケル・J・ライアン氏は述べた。

「ITツールは、追跡、検査、隔離、検疫に必要となる公衆衛生の基礎を担う人員に取って代わるものではありません」と、ライアン氏は月曜日にジュネーブで開かれたブリーフィングで述べた。

韓国やシンガポールなどの国々は、世界的な注目を集めてきたものの、活用したツールBluetoothやジオフェンシング技術を使った追跡について、これらの国々ではすでに従来型の追跡手法が導入されていた。地域レベルで感染者を見つけ、地域に根差した監視を行い、「現場に人員を投入していた」とライアン氏は説明した。

追跡活動を成功させるには、アプリやデータ分析だけでは不十分だ。人々に連絡して状況を確認し、電話をかけ、玄関先を訪ね、誰がウイルスにさらされた可能性があるのかを突き止める必要もある。

こうしたローテクな取り組みは、新型コロナウイルス感染症にさらされた疑いのある人々が検査を受け、隔離されるようにするうえで重要となる。こうした対策が整えば、感染した人々は、自分自身や家族を守るのに役立つ情報を得られると同氏は述べた。

テクノロジーによって追跡の効率は高まったが、最終的に追跡は「人によるプロセス」だとライアン氏は述べた。新しいツールを「足で稼ぐ疫学」の代わりと見なすべきではなく、新たな感染者を見つけるために現場へ出向く人的要員に取って代わるものでもないと同氏は語った。

一部の追跡技術についてプライバシーへの懸念が生じており、それが追跡の妨げになり得ることをライアン氏は認めた。追跡ツールはプライバシーの問題を考慮し、感染拡大の抑制を支援する目的に限って使用すべきだ。

「接触者追跡や感染者の発見は、監視や人々の生活を妨げることが目的ではありません」とライアン氏は述べた。「病気の人を特定しようとすることが目的です。」

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