ギニアで最近エボラ症例が急増したのは、新たな症例が増えたというより、支援チームがようやく隠れた患者に接触できるようになった兆候かもしれないと、世界保健機関(WHO)の高官が述べた。
保健省によると、西アフリカの同国で疑い例の数は先月から2倍以上に増えた。これを受け、9月にリベリアやシエラレオネで起きたように、流行が拡大するのではないかとの懸念が高まっている。
しかし、WHOのギニア代表であるジャン=マリー・ダングー氏は、症例の増加は、以前は敵対的だった地域社会がエボラ対策チームに協力するようになったことで説明できると述べた。チームの主な指揮を執るのは赤十字だ。
「残念ながら、その結果、予想されていたことではあるが、多数の隠れた症例や地域社会での死亡が明らかになった」と、ダングー氏はトムソン・ロイター財団にメールで語った。
「また、新たな症例の大半が、追跡調査中の接触者と関連していない理由も説明できる。」
西アフリカで1万人以上の命を奪った史上最悪のエボラ流行は、特に現在症例のないリベリアで、収束に向かっているようだ。
しかしギニアでは、エボラ対策への抵抗が依然として残っており、流行の抑制に苦慮する同国は、感染伝播の主な拠点としてシエラレオネを上回った。
トムソン・ロイター財団が、ギニアで赤十字のエボラ対策チームが常態的にますます激しい攻撃を受けていると報じたのを受け、赤十字は先月、不信感を抱く地元住民の理解を得るための活動を強化した。
保健省による事案のマッピングによると、エボラ支援従事者への敵意は、1月に確認された抵抗地域30カ所から、3月には首都コナクリと周辺地区の数カ所に減った。
しかし、エボラ対応に携わる一部の医療従事者は、症例の増加は資源不足と不十分な訓練が原因だとしている。
今年初め、ギニアの検査機関がエボラの血液検査20件以上を誤って処理し、その結果、陽性患者少なくとも4人が退院した。そのうち2人は後に死亡したと、保健当局者がロイターに語った。
人口密集地コナクリ市内とその周辺でウイルスの拡散を食い止めることが最大の課題だ。とりわけ、感染伝播の連鎖の大半が発生しているコヤ県とフォレカリア県がそうだと、ダングー氏は述べた。
イングランド公衆衛生庁のデービッド・ヘイマン氏は、1976年に当時のザイールで発生したエボラ流行や、その後アフリカで起きた流行に対応した経験から、エボラの感染伝播を止める実証済みの方法は隔離と知識の普及だと述べた。
「エボラに関する情報発信がはるかに集中的に行われ、隔離措置や軍の介入もあったリベリアで、ギニアより早く感染症を抑え込めたとしても、驚きません」と、ヘイマン氏はロンドンから電話で語った。
選挙の年を迎え、ギニアのアルファ・コンデ大統領は4月中旬までにエボラ症例をゼロにすると公約したが、リベリアとシエラレオネで実施された隔離措置や、外国の支援を受けた軍事介入は、これまで避けている。
この記事は トムソン・ロイター財団との協力により掲載されています。掲載は、世界経済フォーラムが見解を支持することを意味するものではありません。
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著者:ミシャ・フセインは、トムソン・ロイター財団の西アフリカ特派員。
画像:子どもたちが足の消毒を受けるために前に出てくる。ミシャ・フセイン/トムソン・ロイター財団

