ケニアで児童婚とFGMに立ち向かうWhatsAppグループ

A Kenyan farmer sends a text message to enquire about the latest maize prices from her maize fields in Thigio 35km (22 miles) from the capital Nairobi June 23, 2005. Mobile phones have become the most essential work item for Kenya's small businesses. In June 1999, Kenya had only 15,000 mobile phone subscribers but by the end of 2004, the country had 3.4 million subscribers, according to Kenya's telecom regulator, Communication Commission of Kenya (CCK). REUTERS/Antony Njuguna HIGHEST QUALITY AVAILABLE
A group of women are fighting against FGM and arranged marriages in Kenya with a messaging app.Image: REUTERS/Antony Njuguna
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少女はまだ12歳だったが、父親はすでに彼女を嫁がせていた。長年仕えてきた使用人への感謝を示したかったのだ。贈り物は自分の娘だった。

父親は、その結婚が地域社会で非難されると分かっていたため、ケニア南部カジアド郡のシジロニ村から隣国タンザニアへ、娘を密かに連れ出す手はずを整えた。

村長の協力もあり、少女の父親は話がまとまったと思っていたかもしれない。しかし、WhatsAppという新しい手段を使って児童婚を防ごうと決意した女性たちの存在までは見込んでいなかった。

カジアド郡政府のジェンダー担当官、エスター・シェナはこの計画を知り、自ら立ち上げた無料のスマートフォン向けメッセージサービスのグループに知らせた。メンバーは結婚の計画を当局に通報した。

「ネットワークを使って圧力をかけた結果、村長は少女を引き渡さざるを得ませんでした」と、シェナはNews Deeplyに語った。

Image: News Deeply

シェナは 2014年にWhatsAppグループを立ち上げた シジロニで女性性器切除(FGM)や強制結婚が起きる可能性のある事例を把握し、それぞれの当局に通報するためだった。現在、このグループには地域住民36人が参加している。

郡内の牧畜を営むマサイのコミュニティでの仕事を通じて多くのFGM事例に接し、心を痛めていた彼女は、この問題の解決策を見つけようと決意したという。

「隠し立てすることではありません。ここカジアドでは、ほとんどの少女が割礼を受けなければならず、この通過儀礼の後に待っているのは結婚です」と彼女は語った。

「これが、少女たちが学校を中退する主な原因であり、若い少女たちの望まない妊娠の始まりでもあります。」

グループのメンバーがFGMや強制結婚に関する情報を受け取ると、すぐにメッセージを投稿し、警察や地域の行政担当者に知らせる。

「そうした事例の通報があるたび、グループに投稿され、すぐに現地のメンバーが治安担当官の支援を受けて行動を起こします」とシェナは語った。

このグループは、危険にさらされた少女たちが学校に通い続けられるよう支援にも乗り出す。「『学費を払う、服を用意する』と言う人がいて、私たちはそうした支援をしています」とシェナは語った。

FGMの危険性

ケニアでは女性性器切除が2011年から違法となっているが、農村部では依然として広く行われている。ケニアの最新の人口統計調査によると、女性と少女の5人に1人(15~49歳)がこの慣習を経験している。ただし、その割合は現在低下している。圧倒的多数のケニア人がこの慣習に反対している。

FGMと児童婚には密接な関係がある。少女たちは結婚させられる前に切除を受けることが多い。ユニセフのデータによると、ケニアの少女の23%が18歳の誕生日を迎える前に結婚している。

カジアドのバシル小学校で副校長を務めるルーシーさんは、FGMが地域の女性の高い非識字率の一因になっていると語った。

彼女がとりわけ心を動かされたのは、ある幼い少女の事例だったという。

「教え子の一人が、8歳で割礼を受け、結婚したとき、私は深く心を痛めました。この通過儀礼は止めなければなりません」と彼女は語った。

シェナのグループの女性たちと緊密に連携している郡副長官のロゼリン・マヌバは、WhatsAppの活用によって、FGMや強制結婚を控えていた多くの少女たちが救われたと語った。彼女もこの慣習を非難している。

「数年前にFGMを受けていた少女の数と現在の数を比べれば、減っていることが分かるでしょう」と彼女は語った。

「私たちが望んでいるのはこれです。人々には、この危険な慣習を拒み、教育を受け入れてほしいのです。」

シェナの夢は、子どもたち、とりわけ少女たちが大学まで教育を受け、自立する姿を見ることだという。ジェンダー担当官としての仕事に、WhatsAppグループが大きな変化をもたらしたと彼女は語る。

「担当官になったばかりの頃は、子どもが結婚させられた、あるいはFGMを強いられていると母親が相談に来ても、私一人ではほとんど何もできませんでした」と彼女は語った。

「でも今を見てください。私たちは皆で一緒に出向き、少女たちを救出します。」

この記事は当初Women & Girlsに掲載されました。元の記事はこちらでご覧いただけます。こちら。発展途上国のジェンダー問題に関する重要なニュースを受け取るには、Women & Girlsのメールリストに登録できます。

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