蚊帳を使用している場合、屋内で殺虫剤を散布しても子どもをマラリアからさらに守る効果はないと、火曜日に発表された研究が報告した。世界ではマラリアの患者数と死者数が減少し続けている。
医学誌『The Lancet』の研究は、限られた資源を持つ援助者は、マラリア対策として最も費用対効果の高い解決策である蚊帳の追加購入に投資すべきだと述べた。費用は1人当たり平均2.20ドルで、殺虫剤の6.70ドルと比べて安い。
「マラリアの流行度が低い、または中程度の地域では、蚊帳を十分に使用すれば人々をマラリアから守ることができます」と、筆頭著者のスティーブ・リンゼイ氏は声明で述べた。
蚊が媒介する寄生虫疾患であるマラリアは、年間60万人以上の命を奪っており、犠牲者の大半はサハラ以南アフリカの最貧地域に暮らす5歳未満の子どもだ。
この研究の発表は、世界保健機関(WHO)の年次「世界マラリア報告書」の公表と時期を同じくした。同報告書によると、検査、治療、蚊帳へのアクセス改善により、世界のマラリアによる死者数は2000年から2013年の間に47%減少し、患者数も着実に減少した。
アフリカでは、マラリア感染者数は2000年の1億7,300万人から2013年には1億2,800万人に減少した。これは、マラリア感染地域に住むアフリカの人口が43%増加したにもかかわらずである。
蚊帳と屋内での殺虫剤散布がマラリアによる死者数を減らすことは、実証されていると『The Lancet』は述べた。
WHOによると、昨年、サハラ以南アフリカでマラリアの危険にさらされている人のほぼ半数が蚊帳を利用できた。2004年にはわずか3%だった。一方、危険にさらされている人々の7%に当たる5,500万人は、定期的に殺虫剤が散布される世帯で暮らしていた。
しかし、これらの対策を組み合わせることで、より良い結果が得られるかどうかについては、ほとんど研究されていなかった。
研究によると、ガンビアで70の村に暮らす約8,000人の子どもを対象に行われた臨床試験では、蚊帳を使っている場合、屋内での殺虫剤散布によるマラリア予防の追加効果はないことが示された。
蚊帳が入手できない、または不足している場合には、屋内での殺虫剤散布を検討すべきだと研究は述べた。
ロンドン衛生熱帯医学大学院の生物学教授、デビッド・コンウェイ氏は、この研究は、屋内で予防策をさらに講じてもマラリアをこれ以上減らすのは難しいことを示していると述べた。
残るマラリア感染の一部は、夕方に蚊が屋外の人を刺すことによる可能性が高いと、コンウェイ氏は述べた。
本記事は、 Thomson Reuters Foundation trust.orgとの協力により掲載しています。掲載は、世界経済フォーラムによる見解への賛同を意味するものではありません。
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著者:キアラン・ギルバートは、ロンドンを拠点に速報ニュースを担当する記者。
画像:テレビを見る男性。REUTERS/China Daily


