ガーナにとってデジタル化とは何を意味するのか?

ガーナにとってデジタル化とは何を意味するのか?
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「デジタル化」は、情報通信技術(ICT)の中では比較的ニッチなテーマですが、開発分野における「デジタル化」の需要はここ数年で大きく高まっており、とりわけアフリカで顕著です。

「デジタル化」と聞くと、紙の記録をスキャンしたり撮影したりしてデジタル形式にするだけだと思うかもしれません。それも一部正しいのですが、実際のデジタル化の作業工程は、それ以上に及びます。紙の記録にあるデータを、電子的に識別、検索、アクセス、取得、更新、保存できる「デジタルデータ」へと変換する一連のプロセスが含まれます。

デジタル化に向けた作業は、物理的な(原本の)紙の記録を分類すること(例:仕分け、一覧作成、箱詰め)と、作業量の評価から始まります。デジタル化の深さと潜在的な影響は非常に大きなものです。記録のデジタル化により、行政における誤りや取引コストが削減されます。また、政府の説明責任と国の統計の質も向上します。

最終的には、デジタル化によって、国のオープンデータポータルに、より適時で正確なデータが提供されるようになります。さまざまな政府機関のデジタル公的記録データを統合でき、やがて政府は、より円滑で効率的な公共サービスを提供できるようになります(例:出生登録を国民ID、パスポート、運転免許証の発行に連携させる)。さらに、「デジタル化」のプロセスによって、記録のデジタル化に関する訓練を受けた失業中の若者に、デジタル関連の雇用機会が生まれます。

ロックフェラー財団の「 アフリカのデジタル雇用 」イニシアチブとの連携を通じて、私たちのチームは昨年後半、デジタル化能力構築プログラムを実施しました。このプログラムの主な目的は、重要な公的記録を管理し、デジタル化の必要性が非常に高い優先対象の政府機関の組織的能力を構築することでした。

合計8つの政府省庁・部局・機関(MDA)が* このプログラムに参加しました。研修プログラムでは、より体系的かつ持続可能な方法でデジタル化プログラムを管理する方法に焦点を当てました。ニーズ評価調査の結果に基づいて研修カリキュラムを作成し、効率的なデジタル化のための業務管理スキル(機密・非機密の区分を整理する業務フロー、文書のデジタル化を内部で行うか外部委託するかを判断するための量の見積もりなど)と技術スキル(例:スキャンの工程、デジタル化した記録の利用)を盛り込みました。

MDAの職員計60人が研修コースを修了し、2014年12月に修了証を受け取りました。

それ以降、参加者から中間段階での好ましい成果がいくつか報告されています。複数のMDA職員が、デジタル化が必要な未処理記録の量をより適切に評価できるスキルを身につけたことを示しました。研修後、私たちのチームは、8つのMDAでデジタル化が必要な未処理記録が2,500万件あり、そのうち分類済みはわずか10%であることを共同で確認しました。言い換えれば、約2,250万件の未処理記録を外部委託できます。

デジタル化のeラーニング・ポータル

対面研修コースに加え、eラーニング教材を開発し、2015年1月にeラーニング・ポータルを開設しました。MDA職員に、継続的に自分のペースで学べる機会を提供します。最終的には、このeラーニング・プラットフォームをすべてのMDAと、デジタル化の委託業務を担う可能性のある事業者に開放する予定です。

今後の予定はどうでしょうか。私たちのチームは、 eTransform Ghana Projectのもとで、ガーナのデジタル化作業を引き続き支援します。研修を受けたMDA職員は、それぞれの機関で重要な役割を担います。具体的には、記録の分類(すなわち、デジタル化を内部で行うか外部委託するか)の整理、文書量の正確な見積もり、外部委託業務の品質監督です。

この記事は当初、 世界銀行のIC4Dブログ に掲載されました。掲載は、世界経済フォーラムが本記事の見解を支持することを意味するものではありません。

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著者:Kaoru Kimuraは、世界銀行の運輸・ICTグローバルプラクティスに所属するICT政策専門家です。

画像:倉庫で、商品を積んだ台車を押すスタッフ。REUTERS/Akintunde Akinleye。

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