ベンチャーキャピタリストのAileen Leeが、評価額10億ドル以上の非上場スタートアップを指す「ユニコーン」という言葉を作ったのは、わずか6年前のことでした。
当時、そのような評価額は非常にまれで、特別な呼び名に値するものでした。しかし、それ以来、状況が劇的に変化したと言って差し支えないでしょう。スタートアップブームが勢いを増し、前例のないペースで非公開企業に資金が流れ込みました。
近年、ユニコーン企業はウサギのように増え、投資家は世界のユニコーン企業326社の合計評価額を1.1兆ドルにまで押し上げました。

世界のユニコーン企業326社を分析
今回の図表は、Unicorn Tracker(CB Insightsが作成)のデータを用い、ユニコーン企業の状況を業種、評価額、国別に分析しています。
2019年のユニコーン企業の状況を可視化
まず、現在存在するユニコーン企業のうち、評価額が最も高い企業を見てみましょう。
ByteDanceは評価額750億ドルで、世界最大のユニコーン企業です。同社は、中国で人気の機械学習を活用したコンテンツプラットフォームToutiaoを運営しており、ユーザーの読書の好みに応じてフィードをカスタマイズしています。また、動画共有プラットフォームのTik Tokも運営しています。
専門家は、上記の一覧にあるUberやAirbnbなど、2019年に100社を超えるユニコーン企業が新規株式公開(IPO)を行う可能性があると予測しています。
今年に入り、LyftとPinterestはすでに株式を公開しました。最近IPOを果たしたユニコーン企業には、ビデオ会議プラットフォームのZoom Videoもあり、同社の株価は120%上昇し、4月中旬の華々しいデビュー以来、その価格を伸ばしています。
業種別のユニコーン企業
ユニコーン企業が最も多い業種は、インターネットソフトウェア・サービスと電子商取引です。
しかし、ご覧のとおり、投資家から最も高く評価されている分野はオンデマンドで、Uber、Didi Chuxing、DoorDashなどの企業が含まれます。
地域別のユニコーン企業
世界のユニコーン企業のほぼ半数は米国発ですが、中国にも高い評価を受けるスタートアップが数多くあります。
意外なことに、上記の主要6か国以外を合わせても、世界のユニコーン企業はわずか32社で、全体の10%未満です。
評価額別のユニコーン企業
Uber、WeWork、Airbnb、ByteDanceなど7社が、ユニコーン企業全体の評価額のほぼ30%を占めています。
評価額が10億~50億ドルのピラミッド下層には280社があります。合計評価額は4,610億ドルで、ユニコーン企業全体の評価額の42.5%に相当します。

