ウルズラ・フォン・デア・ライエン:「復興にあたり、昨日の経済にしがみついてはならない」

The President of European Commission Ursula von der Leyen holds a news conference on the European Union response to the coronavirus disease (COVID-19) crisis at the EU headquarters in Brussels, April 15, 2020. John Thys/Pool via REUTERS - RC2Z4G9ZFDGA
President of European Commission, Ursula von der Leyen, believes COVID-19 presents an opportunity to rebuild Europe.Image: REUTERS
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  • 欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は、コロナウイルス危機後にEU加盟国の再建を支援する復興パッケージを打ち出した。

  • 同委員長は、再建への投資には債務の増加という代償が伴うと述べた。

  • しかし同委員長は、今回の復興は「現代的でクリーンかつ健全な」経済を築く好機であると強調した。

COVID-19危機は、欧州連合が自国経済を「現代的でクリーンかつ健全な」ものとして再建する好機と捉えるべきだと、ウルズラ・フォン・デア・ライエンは考えている。

ブリュッセルの欧州議会での演説で、欧州委員会委員長は、加盟国が立ち直れるよう支援する復興パッケージを打ち出した。

これは欧州予算、すなわち多年度財政枠組み(MFF)と新たな復興ツールから成り、「保健と投資の強化」および「デジタル化され、カーボンニュートラルで、回復力のあるヨーロッパへの移行の支援」という3つの柱に沿って支出される。

フォン・デア・ライエンは、3か月に及んだ経済活動の停止がもたらした影響と、回復に要する時間を認識していた。

「われわれの経済と社会は、ゆっくりと、慎重に、段階的に再開されるだろう。学校が閉鎖されたままの間は、ほとんどの親が在宅勤務を続けざるを得ないだろう。社会的距離を保つ措置が当然ながら維持される一方で、企業は職場や働き方を再考する必要があるだろう。

「言い換えれば、われわれは回復するが、それには時間がかかるということだ。」

コロナウイルスが欧州経済に与えた影響Image: Statista

同委員長は、危機がEU加盟国すべての経済に均等な影響を与えたわけではなく、観光業に依存する国々がより大きな打撃を受けたこと、そしてイタリアとスペインは最初に打撃を受けたために最も深刻な影響を被ったことを指摘した。

しかし同委員長は、各国が回復に向けて動き出す中、環境への配慮を忘れないことが極めて重要だと述べた。

「遅かれ早かれ、わが国の科学者や研究者はコロナウイルスに対するワクチンを開発するだろう。しかし気候変動にはワクチンがない。だからこそ今、ヨーロッパはクリーンな未来への投資をしなければならない。」

危機後の再建への投資のコストは、将来の世代が引き継ぐことになる債務の増加であり、それゆえ気候危機にも対処することの必要性が高まっていると、フォン・デア・ライエンは述べた。

「少なくとも、われわれはその資金を用いて、気候変動に対処し、気候への影響を減らし、それを増やさないことによって、彼らの未来に投資しなければならない。

「危機から抜け出す際には、古い習慣に陥ってはならない。再建にあたって、昨日の経済にしがみついてはならない。

「それどころか、次世代の生計を確保する、現代的でクリーンかつ健全な経済を築くために、この機会を大胆に活用しなければならない。」

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