地図は命を救えるでしょうか。Facebookは救えると考えています。
衛星写真と人工知能(AI)を使い、同社はアフリカの人口密度を示す高解像度地図を作成しました。同社によると、これまでのどの地図よりも詳細です。
地図の作成にあたり、一般公開されている画像を30メートル四方の数十億の区画に分割し、それぞれを分析して、そこに何人が暮らしている可能性があるかを推定しました。
アフリカ全土には10億人を超える人々が暮らし、人口密度は地域や国によって異なります。大陸全体の人口密度は1平方キロメートル当たり45人で、人口の40%超が都市部に住んでいます。
つまり、数億人が農村部や、ときには遠隔地に暮らしています。ルワンダのように、舗装または表面処理された道路がわずか4分の1しかない国では、遠隔地であることが、到達困難、あるいは見つけにくいことを意味する場合もあります。
衛星画像を分割した数十億の区画には、それぞれ固有の識別番号が付けられています。AIツールが各画像を調べ、人が居住している兆候となる建物を探します。その結果を国勢調査データと照合し、それらの地域に何人が暮らしている可能性が高いかを割り出します。
「正確な人口密度は、考え得るあらゆる公共部門の施策や社会サービスの介入を支える基盤と言ってよいでしょう」と、Facebookの「Data for Good」部門で公共政策マネージャーを務めるローラ・マクゴーマン氏は述べています。
最近の自然災害、たとえばモザンビークのサイクロンや、エボラ出血熱の流行のような感染症への対応では、支援をどこに届けるか、あるいは人々をどこで見つけるかをめぐる遅れや混乱が、深刻な結果を招くおそれがあります。
赤十字とマラウイ政府は、予防接種キャンペーンの一環として、Facebookが作成したアフリカ地図の旧版を活用しました。ある地域の97%が無人であることを示す地図データを使い、赤十字は訓練を受けたボランティア3,000人を派遣できました。派遣先は、最も支援を必要としている地域でした。
地図の精度が高まれば、サービス開発計画にも活用できます。地域の継続的な経済発展に欠かせない太陽光発電、道路、通信インフラを、より効果的に整備できるようになります。



