時速350kmの中国の新型「復興号」は、世界最速の高速列車となり、上海・北京間の1318kmの所要時間を1時間短縮した。
新型列車の登場により、中国は営業運転中の最速列車の座に返り咲いた。2011年の死亡事故を受け、中国は超高速列車の運行速度を、当時世界最速だった時速350kmから 時速250~300kmに引き下げていた。
しかし、こうした速度が間違いなく驚異的である一方、日本はいまも世界記録を保持している。試験走行での最高速度は時速603kmに達し、 日本のSCMaglev(超電導リニア)は他の列車を圧倒する。ただし、標準の最高営業速度は時速320kmで、「復興号」より遅い。
フランスのTGVもさらに高速(時速575km)で走行できるが、通常運転では同じく時速320kmに制限されている。

インドも高速鉄道計画への参入を発表した。工事が始まっているグジャラート州からムンバイを結ぶ高速鉄道路線の建設が始まっており、2022年までに開業する見込みだ。
最高時速350kmで走行し、所要時間を8時間からわずか3時間に短縮する。
190億ドルのプロジェクトは、日本からの融資によって一部が賄われる。
「復興号」は、中国で現在最速の「和諧号」より時速約50km速く、和諧号の速度は時速300kmに制限されている。「復興号」は時速400kmに達する性能を備えているが、速度には上限が設けられる。

国有鉄道会社の中国鉄路によると、北京・上海線の年間利用者数は約6億人に上る。2011年に開業した同線は、中国で最も収益性の高い路線の一つとされ、2015年には推定66億元(約10億ドル)の収益を上げた。
高速鉄道に3600億ドルを投じたと推定される中国は、約2万2000kmの高速鉄道網を有する。これは世界最長で、世界全体の約60%を占める。

