アジアで最も独創的なスタートアップ企業を紹介

Algorithms for turtles: One Filipino start-up uses the latest tech to monitor ocean life
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世界経済フォーラムは、地域で最も革新的な新興企業を発掘するコンテストの一環として、ASEAN 2018サミットに参加する受賞スタートアップ80社を選出しました。

シャリーア準拠の暗号資産から、サンゴ礁の保護に役立つフィリピン発のアルゴリズムまで、地域各地から集まった数々の新しいアイデアが、ハノイ(ベトナム)での会合で紹介されます。

スタートアップ支援プログラムやベンチャーキャピタルファンドの関係者に加え、テクノロジーの専門家やメディアのリーダーからなる審査員団が、参加企業を選びました。全リストはこちらでご覧いただけます。以下では、その注目企業の一部を紹介します。

アンティパラ・エクスプロレーションズ(フィリピン):フィリピンは、生物多様性を支える重要な要でありながら、脆弱な生態系でもある「コーラル・トライアングル」の中心に位置しています。アンティパラは海洋を監視するアルゴリズムを開発し、漁業管理により科学的な手法を導入しました。同国では多くの人々が食事からたんぱく質を摂取するために魚に頼っています。同社によると、この技術を使えば、かつて2~3カ月かかっていた作業を1日で行えます。

Image: WWF

CROWDE(インドネシア):農業は主要産業で、インドネシアのGDPの13%を占めています。しかし、農家の貧困率は一般人口の2倍を超えています。資金を調達できなければ、生産性と収入を高める技術を導入できません。CROWDEは、利益を分配する仕組みで人々が農家に投資できる、クラウド投資プラットフォームです。

HelloGold(マレーシア):フィンテック企業のHelloGoldは、シャリーア準拠の暗号資産GoldXを発行しました。この通貨はシンガポールの金庫に保管された現物の金に裏付けられており、イスラム金融契約で重視される透明性、確実性、即時性といった基準を満たすのに役立っています。同社はまた、ブロックチェーンを基盤とするアプリをマレーシアで公開しました。

Queenrides(インドネシア):ジャカルタだけでバイクが1,500万台あり、運転者の安全確保は大きな課題です。Queenridesは、女性が安全にバイクや車を運転できるよう支援する初のプラットフォームです。実地講習と、ミレニアル世代に親しみやすいソーシャルメディアキャンペーンを組み合わせています。

(以下のツイートは、インドネシアで交通事故が多発していることに触れ、安全運転を呼びかけています)

レボリューション・プレクラフテッド(フィリピン):カタログから家を選んで届けてもらえるとしたらどうでしょう。イケアでソファを選ぶのと同じようなイメージです。これが、フィリピン発の企業として初めてユニコーン企業(企業価値10億ドルのスタートアップ)となった同社の発想です。プレハブ住宅はレゴブロックのように組み立てられ、急増するアジアの人口に住宅を供給する解決策の一つとなる可能性があります。

Hachi(ベトナム):このアグリテック・スタートアップは、ベトナムで12カ所以上の「スマートファーム」を建設しました。各施設ではIoTセンサーと水耕栽培システムを採用しています。水耕栽培では水と養分を植物に点滴のように与えるため、無駄を減らせます。同社によると、この手法によって生産性が300%向上しました。

Triip(シンガポール):マスツーリズムへの反発が広がるなか、このスタートアップは、旅行者を自分の地域を案内したい地元の専門家と結びつけるという、異なるアプローチを取っています。「サプライズ旅行」も提供しており、選択肢が多すぎて決められない場合は、Triipが旅行を手配します。出発の1週間前に現地通貨の入った封筒が届くまで、行き先はわかりません。

ASEAN 2018に関する世界経済フォーラム会合では、スタートアップ各社が独自の専用プログラム枠に参加し、資金調達から限られた資源で地域規模へ事業を拡大する方法まで、起業家が直面する重要課題を議論します。会合後、フォーラムは各社の成長と発展を支援する恒久的なコミュニティの設立を目指します。

この地域からは、大きく成長したスタートアップも次々と生まれています。ASEANのユニコーン企業には、インドネシアの配車アプリGO-JEK、同じくインドネシアの旅行予約サイトTraveloka、そしてベトナムのインターネット企業VNGがあります。

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