実は、最も注目を集める不動産市場は、目に見えないところにあるのかもしれません。
宇宙探査の信号からアマチュア無線まで、あらゆるものが電波スペクトルの利用枠を求めています。周波数は3Hzから3,000GHzに及びます。このスペクトルは、あらゆる無線通信の「交通網」として機能し、その帯域は用途ごとに割り当てられています。
上の図は、米国商務省によるもので、この割り当て制度の複雑さを鮮やかに示しています。
周波数帯に描かれた「土地」の区画
電波スペクトルのほぼ全域はすでに、民間および軍事のさまざまな用途に割り当てられています。特に大きな帯域の一部(図では青緑色)は、テレビ・ラジオ放送のほか、各種の航法や衛星通信に充てられています。
スペクトルには、アマチュア無線や衛星通信に充てられた帯域もいくつかあります。

なお、割り当て図が示すのは特定の周波数における用途のみであり、一つの周波数帯に複数の免許が存在する場合もあります。「固定」などの区分では、信号干渉を避けられるだけの距離があれば、同じ帯域部分に複数の免許を割り当てることができます。
多くの国は自国の電波の管理権を主張しており、それぞれ独自の周波数割り当て図を持っています。ほかの例をいくつか紹介します。英国、カナダ、および南アフリカ。
逼迫する周波数帯
高品質な動画配信を求める消費者の需要が高まり続けるなか、今後数年間でモバイルデータ通信量は急増すると予測されています。拡大。モバイルデータ利用の急増は、特定の市場に限られた現象ではありません。世界規模で起きています。

データ消費の増加に加え、IoT機器の急増と5G規格の登場により、電波帯域の利用枠はますます貴重になっています。
実際、周波数帯の利用枠をめぐる定期的なオークションでは、通信事業者が権益を得るために数十億ドルを投じています。FCCが2015年に実施した周波数オークションでは約450億ドル、2017年のオークションでは約200億ドルの収入がありました。
データがあふれる時代
待望の5Gへの移行は、通信業界で大きな話題となっています。それには十分な理由があります。5Gは無線通信技術の次世代規格で、スマートフォンに超高速通信をもたらし、ブロードバンドネットワークの容量を拡大します。5Gは現在の4Gネットワークの100倍の速度になると推定されています。
5G展開の興味深く詳しい解説は、以下の動画をご覧ください。


