マラリアとエボラに同時に取り組む必要がある理由

マラリアとエボラに同時に取り組む必要がある理由
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マラリアの集団投薬は、エボラの流行に見舞われた国々で蚊が媒介するこの病気の増加を防ぎ、医療従事者の負担を軽減するための重要な一歩だと、著名な疾病対策専門家が火曜日に述べた。

シエラレオネでは金曜日、人口のほぼ半数に当たる240万人をマラリアから守るキャンペーンが始まった。エボラに感染したのではないかと誤って恐れて診療所を訪れる人々による医療サービスへの負担を軽減する狙いがある。

「より広い視野で捉えることが正しいアプローチだという好例です。シエラレオネで最も多くの命を奪っているのはエボラではなく、マラリアだからです」と、世界各地の団体による連合体「ロール・バック・マラリア」の事務局長ファトゥマタ・ナフォ=トラオレ氏は、トムソン・ロイター財団に語った。

「どちらの病気との闘いも、個別に捉えていては勝てません。」

シエラレオネでは、訓練を受けた地域保健従事者9,300人以上が、エボラのリスクが最も高い地区で戸別訪問し、生後6カ月以上の人々に抗マラリア薬の錠剤を投与している。

ユニセフ(国連児童基金)が主導するこのキャンペーンでは、家族に対し、エボラとマラリアの症状に共通点があることや、命を救う薬を服用する重要性についても啓発する。

マラリアの発熱、頭痛、関節痛という症状は、エボラの初期段階の症状と似ていると、マリの元保健相でもあるナフォ=トラオレ氏は述べた。

「この段階では病気を誤診しやすく、その結果、エボラ治療センターに来る人の多くが、実際にはマラリアだと分かります」と同氏は語った。「そのため、エボラに対応する医療従事者の負担がさらに増すだけでなく、マラリアにかかった人々が必要な治療を十分早く受けられないおそれもあります。」

世界保健機関(WHO)は火曜日、致命的なエボラ流行が西アフリカにおけるマラリア治療とマラリア対策プログラムの展開に「壊滅的な影響」を及ぼしていると述べた。

エボラの被害が最も深刻なシエラレオネ、ギニア、リベリアでは、入院患者を受け入れる診療所の多くが閉鎖され、外来施設の受診者数は流行前に見られた水準のごく一部にとどまっていると、WHOは述べた。

WHOによると、2013年にはシエラレオネ、ギニア、リベリアで約660万人がマラリアにかかり、2万人が死亡した。3カ国では、エボラにより少なくとも6,331人が死亡している。

ユニセフは来月、シエラレオネで抗マラリア薬配布の第2回を開始する。(編集:ロザリンド・ラッセル)

この記事は、 トムソン・ロイター財団との協力により掲載されています。掲載は、世界経済フォーラムが見解を支持することを意味しません。

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著者:アストリッド・ツヴァイネルトはTrust.orgの編集者です。

画像:2014年8月11日、ベルリンのシャリテ病院にある感染症患者用隔離病棟で、病棟医トーマス・クロツコフスキー氏と熱帯医学医フロリアン・シュタイナー氏(左)が防護服を着用している。REUTERS/Thomas Peter

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