ケープタウンは、水供給が枯渇し、今世紀中にもう一度「ゼロデー」に見舞われる可能性があります

South Africa drought climate change global warming Day Zero
'Day Zero' was when Cape Towns taps ran dry, causing widespread panic.Image: REUTERS/Mike Hutchings - RC2WKD968B79
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  • 2018年、干ばつによりケープタウンの水道がほぼ枯渇しかけました。これは「ゼロデー」として知られる出来事です。

  • 研究によると、温室効果ガス排出量が現在の割合で増加し続けた場合、今世紀末までにこの都市で「ゼロデー」級の干ばつが再び起きる確率は80%高まります。

  • この研究では、2018年の干ばつは人為的な気候変動によって5~6倍起きやすくなっていたことも示されました。

研究によると、温室効果ガス排出量が現在の割合で増加し続けた場合、今世紀末までにケープタウンは「ゼロデー」級の干ばつが再び起きる確率が80%高まるという事態に直面しています。この南アフリカの都市は、水資源を守るため急ピッチで取り組んでいます。

2018年に南アフリカで起きた干ばつにより、ケープタウンの水道がほぼ枯渇しかけ、「ゼロデー」として知られる事態となりました。当局は、今後数年にわたり人命を危険にさらし生計を破壊しかねない水危機をさらに回避するため、取り組みを続けています。

スタンフォード大学と米国海洋大気庁(NOAA)の研究者は、新たな高解像度シミュレーションを用いて、今後の干ばつに気候変動が果たしうる役割を世界各地を対象に推定しました。

「最悪のシナリオでは、「ゼロデー」のような干ばつは、20世紀初頭の世界と比べて約100倍起きやすくなる可能性があります」と、筆頭著者でスタンフォード大学地球・エネルギー・環境科学大学院の研究科学者であるサルヴァトーレ・パスカーレ氏は述べました。

世界各地で、エルニーニョ現象の勢力増大と気候変動により、より厳しく頻繁な干ばつが起きており、もともと乾燥している南部アフリカは特に大きな被害を受けています。

ケープタウンの最初の「ゼロデー」は、同市が水の節約に積極的に取り組んだことでようやく回避されました。当局は、同様の取り組みによって、南アフリカ第2の都市における今後の干ばつの影響を軽減できることを期待しています。

「ゼロデー」級の干ばつは、20世紀と比べて約100倍起きやすくなる可能性があります。Image: REUTERS/Mike Hutchings - RC176FA9C1B0

市当局の声明によると、干ばつが再び起きるリスクを踏まえ、市は地下水の利用を増やし、海水淡水化プラントを建設し、大量の水を消費する外来植物を除去し、水の再利用計画に取り組んでいます。

「この戦略では、10年間にわたり1日あたり3億リットルを超える追加供給を実現することがすでに約束されています」と、市の水・廃棄物担当市長委員会メンバーであるザンセア・リンバーグ参事会員は、トムソン・ロイター財団に語りました。

スタンフォード大学の研究では、カリフォルニア州、オーストラリア南部、南ヨーロッパ、南米の一部など、南アフリカと気候が似ている世界の地域も、今後数年のうちに独自の「ゼロデー」級の干ばつに直面する可能性があるとしています。

学術誌『米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences)』に掲載された本研究で用いられた気候モデリングシステムは、「ゼロデー」級の干ばつが、南アフリカ南西部では10年に2~3回起こりうることを示しました。

この研究では、2018年の干ばつは人為的な気候変動によって5~6倍起きやすくなっていたことも示されました。

「湖や貯水池が平常に戻ったため、多くのケープタウン市民が何が起きたのかを忘れてしまったと思います」とパスカーレ氏は述べました。

「しかし今こそ、水が少なくなる未来に向けて、従来の水管理の在り方を見直す時です。」

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