中国の巨大都市で大規模な自動車禁止地区の建設が進む

Chinese megacity, Shenzen
Shenzen in China is building a 132 hectare car-free zone.Image: Unsplash
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  • この中国の巨大都市の一角、132ヘクタールが自動車禁止となる。

  • テンセントの拠点となる一方、一般にも開放される。

  • 世界の自動車依存を減らせば、人命を救い、経済成長を促進できる。

中国の経済成長と都市化は猛烈な速度で進み、世界でも最悪の部類に入る交通渋滞を招いてきた。しかし、ある都市では、新たな開発計画が自動車のない未来の姿を垣間見せてくれる。

テクノロジー・産業複合企業のテンセントは、深圳の132ヘクタールに及ぶ埠頭地区を大規模に再開発する計画を主導しており、「ネットシティ」と呼ばれる、ほぼ全面的に自動車のない地区が生まれる。

ネットシティ計画では、深圳の大鏟湾港地区に、オフィス、商業施設、小売施設、住宅からなる200ヘクタールの建築用地を整備する。サウスチャイナ・モーニング・ポストの報道によると、学校や公園、レジャー施設のための空間は設けられるが、自動車のための空間は設けられない。サウスチャイナ・モーニング・ポスト。

この地区は表向きはテンセントの新キャンパスとして計画されているが、一般の人々も利用できる。建物には太陽光パネルが設置され、雨水は回収・再利用される。また、海岸線にはマングローブを活用した防潮堤が整備される。

ハイテク開発であるこの地区では、インターネットに接続されたセンサーを使って環境を監視し、洪水などの懸念事項を追跡する。

都市を考え直す

深圳の急速な発展。Image: Statista

深圳は中国で最も急速に成長している大都市圏の一つだ。世紀の変わり目には、人口は約650万人だった。現在は、1,200万人を超える人々が暮らしており、2035年までに人口は1,500万人を超えると予測されている。

車との関係を見直し始めている都市は、ここだけではない。

バルセロナでは、複数の自動車禁止スーパー・ブロックがすでに運用されており、さらに最大500か所を整備する計画がある。スーパー・ブロックとは、歩行者専用化された複数の街区からなる区域のことだ。

バルセロナ国際保健研究所は、スーパー・ブロック計画が実現すれば、市内の自家用車による移動を週あたり23万回減らせる可能性があり、年間で早期死亡を約700人防げる可能性があると推定している。

一方、米国各地でも、車両の乗り入れを制限する同様の計画があり、都市の一部を歩行者や公共交通機関に開放しようとしている。

人々を第一に

欧州委員会によると、自家用車は都市生活の大きな部分を占めている。しかし、騒音公害を引き起こし、気温を上昇させ、身体を動かす機会を減らす要因にもなっている。

自動車は都市の大気汚染の大きな原因にもなっているため、利用される車の台数を減らして有害な排気ガスを削減すれば、健康面でも経済面でも大きな効果が期待できる。

大気汚染を監視している都市部に暮らす人々の80%以上が、大気質の水準が世界保健機関(WHO)の指針値を超える環境にさらされている。

また、大気汚染は、生産性の低下によって世界に年間5兆ドルを超える損失をもたらしていると、世界経済フォーラムの『グローバルリスク報告書2020』は述べている。同報告書の調査に参加した人の3分の2以上が、汚染による人々の健康被害は悪化すると予想している。

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