ロサンゼルス市は月曜日、初めて先住民の日を祝った。これは、伝統的なコロンブス・デーの祝日を、先住民の歴史と文化をたたえる行事に置き換える全米の地方自治体が増えるなかでのことだった。
終日続く記念行事は、先住民の住民による日の出のセレモニーで始まり、なかには伝統衣装を着た人々もいた。その後、本人もワイアンドット族の一員でオクラホマ州で育ったミッチ・オファレル市議会議員の先導で、ダウンタウンを走る5キロのランが行われた。
オファレル氏は、米国で2番目に大きな都市であるロサンゼルスで、コロンブス・デーに代えて10月の第2月曜日を先住民の日と定める法案の主たる提案者だった。同市議会は昨年、この法案を可決した。従来の祝日と同様、官公庁、裁判所、銀行、多くの企業が休業した。
初開催となる祝典は月曜日の夜、グラミー賞受賞グループのブラック・アイド・ピーズと、先住民のロックバンド、レッドボーンがヘッドライナーを務める屋外コンサートで締めくくられる予定だった。
UCLAアメリカン・インディアン研究センターによると、最初期の入植者がガブリエリーノ・トングバ族だったロサンゼルスは、米国の都市のなかで先住民人口が最も多い。
1990年代以降、先住民をたたえる祝日にコロンブス・デーを置き換える米国の都市が増えている。サンフランシスコ、デンバー、シアトル、ミネアポリス、アラスカ州アンカレッジ、フェニックス、オレゴン州ポートランド、ニューメキシコ州アルバカーキなどがある。
サウスダコタ州やハワイ州からバーモント州、ミネソタ州に至るまで、いくつかの州も同様の措置を取っている。
1930年代に国民の祝日と宣言されたコロンブス・デーを批判する人々は、イタリア生まれの探検家クリストファー・コロンブスをめぐる誤った歴史物語を、この祝日が永続させてきたと述べる。コロンブスは「アメリカを発見した」とされているが、スペイン王室のために行った4回の大西洋横断航海の最初の航海で、1492年にバハマの有人島に到達した。
コロンブスは長らく、ヨーロッパ文明と入植を新世界にもたらした人物として称賛されてきた。一方、現代の研究者は、彼が出会った先住民を奴隷化し、従属させたことも含め、はるかに複雑な遺産を認めている。
「コロンブスの上陸は、人類史上最大級の不正義の一つ、すなわち先住民からヨーロッパ人への富と土地の全面的な移転を招いた」と、カリフォルニア大学リバーサイド校の歴史学教授スティーブン・ハッケル氏は、昨年ロサンゼルス・タイムズ紙に掲載されたコラムで述べた。
サンガブリエルのガブリエリーノ・トングバ族のレッド・ブラッド・アンソニー・モラレス酋長は、新たな祝日は壮大な神話を正すものだと述べた。
「1492年にコロンブスは偉大な人物で、探検家で冒険家であり、私たちにとって良い人になるはずだったと、学校に通い始めたころから教え込まれてきました。でも大人になるにつれ、そうではなかったと学びました」と、同氏は月曜日の式典で語った。「真実が明らかになったのです。だからこそ、私にとってこれは歴史的で意義深いことなのです。」

