世界経済が新型コロナウイルスのパンデミックで打撃を受ける危機的な時期に、李克強中国首相は世界経済フォーラムのオンライン特別対話でビジネスリーダーらに考えを語った。
中国の国内経済を下支えする取り組みや、貿易、協力、中米関係の将来について述べた李首相の発言には、次のようなものがあった。
「ウイルスが世界全体で完全に封じ込められない限り、どの国も完全に安全とは言えない。これまで以上に国際協力が必要だ」
「多国間主義を支持し、世界中の人々に希望と自信のメッセージを届ける責任を、私たち一人ひとりが果たさなければならない。新型コロナウイルスの影響ですでに深刻な打撃を受けている貿易と投資の自由化・円滑化を、皆で推進できることを願っている」
「中国経済は年間を通じてプラス成長を達成する見込みだと、私は確信している。政府、ビジネス界、各世帯の取り組みがこれを可能にする」
「市場主体の活力をさらに引き出すため、政府機能の改革を含む中国の改革を引き続き進め、審査権限を委譲する。市場の活力が十分に発揮されれば、中国経済の未来はより明るくなる」
「私の考えでは、新たな冷戦という考えは捨てるべきだ。今日の世界は冷戦時代とは大きく異なる。中米関係を安定させ、両国間の協力を前進させる必要がある」
「中国は欧州企業に対して市場をさらに開放する。欧州市場も一層開かれ、中国からより多くの商品を購入するようになることを期待している」
「世界的な合意に支えられたWHO、WTO、その他のガバナンス体制の多国間の役割を、引き続き守る必要があると考える。この体制がより効果的に機能するには、当然、改善を重ねる必要がある」
