インドの超富裕層が台頭

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インドの富裕層は、場合によっては想像を絶するほど豊かになりつつある。2000年当時、同国の億万長者はわずか9人だった。現在は119人に上る。

主要経済国のどの国民よりもインド人が速いペースで豊かになっていることは、主要な数値から見て取れる。しかし多くの国と同様、この恩恵は、ごく少数の人々の手に集中している。

2008年から2018年の間に、インドの民間資産はほぼ倍増した。これは、「Global Wealth Migration Review 2019」報告書による。ただし、その期間に見られた98%の成長は、今後10年間に見込まれる成長率によって凌駕される可能性がある。モーリシャスを拠点とするAfrAsia Bankと、南アフリカを拠点とする市場調査会社New World Wealthの執筆者はそう指摘している。

つまり、インドは世界で最も速いペースで資産を蓄積する国として中国を追い越し、2028年までに、インド人の民間資産の合計は、オーストラリア、ドイツ、英国の保有額の2倍以上になるという。

インドは中国よりも速いペースで民間資産を蓄積しつつある。Image: Quartz

不平等の格差に目を向ける

富の増加が疑いようのない一方で、非常に多くのインド人は祝うべきことがほとんどないと感じているかもしれない。端的に言えば、新たに蓄積された富は均等に行き渡っておらず、オックスファムが所得格差について発表した報告書で指摘されているとおりだ:

  • インドの人口の上位10%が、国全体の富の77%を保有している

  • 2017年に生み出された富の73%は、最も裕福な1%の人々に渡った

  • 人口の下位半分を占める6,700万人のインド人の富は、わずか1%しか増加しなかった

  • そのうち6,300万人は、医療費のために毎年貧困に追い込まれている。これは、ほぼ1秒に2人の割合である

もう一つの傾向として、裕福なインド人が海外に生活拠点を移す割合が挙げられる。その行き先は、一般的にオーストラリア、カナダ、米国であり、これらの国々は世界の超富裕層の海外居住者にとって、好まれる移住先となっている。

インドの百万長者が大量に国外へ流出している。Image: Quartz

世界経済フォーラムの2018年包括的開発指数において、インドは新興国74カ国中62位にランクインした。同指数によれば、インドでは貧困が減少しているものの、10人中6人のインド人が依然として1日3.20ドル未満で生活している。

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世代交代

新世代の起業家たちが、インドの民間資産の爆発的な増加の原動力となっている。ブルームバーグによると、古参の確立された実業界のリーダーの中には、近年、文字通りにも比喩的にも、その資産が減少している者もいるという。

AfrAsia Bank/New World Wealthの報告書は、「多数の起業家」の存在に加え、競争力のある賃金と英語を話す人口が、インドの経済成長を支えていると指摘している。同報告書は、金融サービス、IT、ビジネスプロセス・アウトソーシング、不動産、医療、メディア産業が、いずれもインド経済の高成長セクターになると予測している。

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