水をくむため毎日何キロも歩かなければならない村の女性たちは、インド史上最悪の水危機の最も大きな影響を受けている。活動家らは、健康と福祉に深刻な影響が及ぶと警告している。
安全な水へのアクセスが不十分なため、インドでは毎年約20万人が死亡し、6億人が深刻から極度の水ストレスに直面していると、政府系シンクタンクのニティ・アーヨグが先月発表した。
その大半は村の住民で、掃除や料理、洗濯に使う水をくむ仕事は女性が担っている。
男性が仕事を求めて都市へ移るなか、女性は畑仕事もしており、負担はさらに重いと、慈善団体アクションエイドの地域責任者ニルジャ・バトナガル氏は述べた。
「農村部の女性は、インドの水危機の最大の犠牲者です」と、同氏はトムソン・ロイター財団に語った。
「家族や畑に水を供給する負担のすべてが、女性の心身の健康に大きな打撃を与えています。それにもかかわらず、水の管理や配分について女性に発言権はありません。」
英国を拠点とする慈善団体ウォーターエイドが今年発表した報告書によると、インドでは人口13億人のうち約1億6,300万人が自宅近くで清潔な水を利用できず、その数は世界のどの国よりも多い。
人口増加に加え、農業や産業による水需要の高まり、供給管理の不備により、インドの地下水位は低下し続けている。
影響が最も深刻なのは村々だ。
活動家らの推計によると、農村部の女性は水をくむためだけに、平均して1日5〜20キロ(3〜12マイル)歩く。
水を集める身体的負担に加え、少ない水でやりくりする精神的ストレスや、月経時の衛生を保つことにも苦しんでいると、社会調査センターのアドボカシー部門ディレクター、ランジャナ・クマリ氏は述べた。
農村部にトイレを設置して屋外排泄をなくすことを目指す「クリーン・インディア・ミッション」によって、負担はさらに大きくなっている。
「しかし、トイレの多くには水道がなく、トイレ用の水をくむという追加の仕事が女性にのしかかっています」と、同氏は述べた。
ナレンドラ・モディ首相は水危機の深刻さを認め、対策に向けて資源を拡充すると約束した。これには、補充可能な地下水資源全体の40%を占めるガンジス川の浄化も含まれる。
時間はほとんど残されていない。2030年までに水需要は供給量の2倍になると予測され、数億人が深刻な水不足に陥ることになる。
「需要は増え、利用はますます難しくなっています。それでもインフラは改善されていません」とクマリ氏は述べた。
「そのしわ寄せを受けているのは女性です。」

