調査によると、スウェーデン、ドイツ、フランスがEUの気候変動対策を主導

A general view shows solar panels to produce renewable energy at the photovoltaic park in Les Mees, in the department of Alpes-de-Haute-Provence, southern France March 31, 2015. The solar farm of the Colle des Mees, the biggest in France, consists of 112,780 solar modules covering an area of 200 hectares of land and representing 100 MW of power. REUTERS/Jean-Paul Pelissier TPX IMAGES OF THE DAY - RTR4VM4A
Who's leading and who's stalling on the 2015 Paris agreement?Image: REUTERS/Jean-Paul Pelissier
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ドナルド・トランプ大統領が昨夜、米国がパリ協定から離脱すると発表した後も、欧州の首脳らは気候変動との闘いを続けると誓った。

では、EU各国は、1990年比で2030年までに温室効果ガス排出量を40%削減するというEUの公約に貢献するため、何をしているのだろうか。あるいは、何をしていないのだろうか。

新たな調査によると、2015年のCOP21サミットで交わされた約束の実現に向けてEUが順調に進むよう十分な取り組みをしている欧州諸国は、スウェーデン、ドイツ、フランスのわずか3カ国だ。

Image: EU気候リーダーボード

EU気候リーダーボードは、非営利団体のCarbon Market WatchとTransport & Environmentが共同で開発したもので、運輸、農業、廃棄物、建築物からの排出削減に関するEUの主要法令である「努力分担規則」について、各国の取り組み状況を評価している。

これらの部門はEU全体の排出量の約60%を占めるが、重工業を対象とするEU排出量取引制度には含まれていない。

法律に潜む抜け穴

この規則は現在交渉中で、法律として成立すれば、2021年から2030年までの各EU加盟国の排出削減目標が拘束力を持つことになる。しかし調査によると、各国は実際の排出量を上回る水準を基準に削減量を算出したり、目標達成に森林クレジットを使ったりするなど、抜け穴を設けようとしている。

この表は、各国が法案のどの段階にあるかを示すだけでなく、欧州全体の気候変動対策への貢献度も評価している。

各国はEU全体でパリ協定を達成するよう後押ししているのだろうか。EUの取り組みを全体として強化しているのか、それとも弱めているのか。

気候変動対策を主導する3カ国

スウェーデンがランキング首位なのは、求められる水準を大きく上回る取り組みを進め、目標を損なう抜け穴を塞ぐよう働きかけてもいるためだ。

北欧のこの国は、温室効果ガスの排出を完全に2045年までに段階的に廃止することを約束したばかりだ。この目標を達成するには、スウェーデン政府が温室効果ガス排出量を少なくとも85%削減し、残りを植林や海外での持続可能な投資で相殺する必要がある。

「私たちの目標は、化石燃料に一切頼らない福祉国家になることです」と、イザベラ・ロヴィン気候相はロイターに語った。

Image: ロイター

ドイツとフランスも、野心的な気候目標に向けて取り組み、欧州の他国にも変化を促しているため、EU気候リーダーボードで高い評価を得ている。

スウェーデン、ドイツ、フランスは、他国を牽引する「気候リーダー」3カ国だ。ブレグジットと炭素目標への影響をめぐる不確実性があるものの、英国はランキングで5位につけている。

足を引っ張っているのはどの国か

ランキング最下位のポーランド、イタリア、スペイン、チェコは逆方向に進んでおり、パリ協定の目標達成に向けたEUの取り組みを妨げていると批判されている。

報告書によると、これらの国々は炭素排出量の削減を避けるため、抜け穴を探してきた。誤解を招く基準値を使った排出削減量の算定、森林クレジットの不正利用、欧州連合排出量取引制度の悪用などがその例だ。

調査は、フィンランドとオーストリアについて、裕福な国でありながら「成績が振るわない」と批判している。アイルランドも同様で、2030年までに2005年比で排出量を1%削減するだけでよいにもかかわらず、共同提案を停滞させ、弱体化させたと非難されている。

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