英国の欧州連合(EU)離脱はますます確実視されているが、その結果、より大きな不利益を被るのはどちらだろうか。最近の世論調査によると、英国では、海峡の両側はほぼ同じ程度に互いを必要としていると考えられている。しかし、ドイツ人とフランス人はそう考えていない。
YouGovの調査では、英国とEUの関係についての見方を最もよく表すものとして、次のどの文を選ぶかを欧州6か国で尋ねた。回答者は次の5つから1つを選ぶことができた。
1. 英国がEUを必要とする以上に、EUは英国を必要としている。
2. EUと英国は互いを同じ程度に必要としている。
3. EUも英国も、互いを必要としていない。
4. わからない。
5. EUが英国を必要とする以上に、英国はEUを必要としている。
英国の見方は?
調査結果によると、英国人の3分の1(33%)は、英国がEUを必要とする以上に、EUは英国を必要としていると考えている。4分の1を超える人(28%)は、EUと英国は互いを同じ程度に必要としていると答えた。一方、英国がEUをより必要としていると考える英国人はわずか17%だった。両者はまったく互いを必要としていないと考える人は、わずか8%だった。
英国民の過半数は、EUに対して自国がより強い立場か、少なくとも対等な立場にあると考えているため、政治家が優位な立場からブレグジットの条件を交渉すると期待しているかもしれない。しかし、他国の多くはそう考えていない。たとえばEU最大の加盟国であるドイツとフランスは、状況を異なる見方で捉えている。
EUの見方は?
ドイツ人の3分の1を超える人(37%)は、英国のほうがEUを必要としていると考えている。フランス、デンマーク、フィンランド、スウェーデンの人々も、4分の1が同じ見方をしている。
これに対応して、EUのほうが英国を必要としていると感じる人は、ドイツ人ではわずか9%、フランス人では12%にとどまる。
フランス人の5人に1人(21%)は、より偏りのない見方をし、両国は互いを必要としていないと感じている。
EUと英国は対等か?
この図は、多くの国で過半数の人々が、英国はEUより力が弱いと見ていることを示している。英国が自らをEUと少なくとも対等だとする見方に同意しているのは、ノルウェーだけだ。
第50条の発動により交渉が始まる。この交渉の結果は、EU加盟27か国の各国議会で承認されなければならない。英国のテリーザ・メイ首相は、2017年3月に交渉開始の号砲を鳴らすことを目指している。


