マラウイにあるアフリカ初のドローンアカデミーでは、医療用品の配送、作物の監視、疾病の流行状況の地図化に役立つドローンの製作を学生に教えている。
アカデミーは2021年までに、ドローンの製作と操縦を学ぶ学生150人を育成する計画だ。
エチオピア人の航空技術者リディア・エリアスにとって、生まれた大陸で人道支援や開発事業を後押しするためにドローンを製作し、操縦することは、長年の夢だった。
今、アフリカ初のドローンアカデミーの学生となった彼女は、その夢を実現しようとしている。
マラウイにあるこの研究機関は、国連児童基金ユニセフの支援を受けて2017年に始まった試験事業の成果を基盤としている。同事業では、ドローンを使って医療用品を届け、作物を監視し、コレラの流行状況を地図化してきた。
ドローンは小型化し、信頼性と手頃さが増している。そのため、自然災害が起きやすく、孤立した地域が点在するこの大陸で、こうした事業におけるドローンの役割は確実に大きくなりそうだ。
「私の国には航空技術者がほとんどいません」と、23歳のエリアスはドローンの操縦練習に出かける際に語った。
「学んだ後は、私の国の人々に教えたいです。航空宇宙クラブを運営しているので、この知識を自国の(仲間たち)に伝えようと思います。」

彼女とアフリカ各地から集まった25人は、今月、首都リロングウェ郊外に開校したアカデミーの第1期生だ。
12週間のコースで、ドローンの製作と飛行、データの収集と分析を学んでいる。
ほかの学生たちもエリアスと同じように意欲を燃やしている。
「このドローンを作ることができました……自分の手で作ったんです」と、タンザニア出身のエマニュエル・ナソルワさん(26)は、喜びに顔を輝かせながら自分の作品を披露した。「この講座を通じて、もっといろいろなことができるようになる気がします。」
ユニセフによると、アカデミーは2021年までに、ドローンの製作と操縦を学ぶ学生150人を育成する計画だ。
基金のパートナーからの資金提供により、第1期生26人の授業料が賄われた。2022年までに、アカデミーはドローン技術を専攻する2年間の修士課程を授業料無料で運営する見込みだ。
「始まったばかりのこの10年はデジタルの時代になります。若者がドローンについて学べるようにすることは、マラウイだけでなく、ほかの多くのアフリカ諸国にとっても、大きな前進となるでしょう」と、ユニセフ・マラウイ事務所代表のルドルフ・シュヴェンク氏は語った。

