報告されたデータを見ると、他の地域と比べて、アフリカへの影響は比較的軽微です。
しかし、食料安全保障と多数の死者が出る可能性について、深刻な懸念が残っています。
COVID-19は、公式統計によると、他の地域ほどアフリカに壊滅的な影響を及ぼしていません。しかし、今後もそうとは限りません。
専門家は、パンデミックが地域の医療サービスを圧倒すれば、死者数が大幅に増える可能性があると警告しています。また、すでにアフリカの多くの地域を襲っている干ばつや紛争と相まって、飢饉を引き起こす恐れもあります。国連の報告書によると、アフリカには、世界で危機的な食料不安に直面する1億3,500万人のうち、半数を超える人々が暮らしています。
一部の人々は、懸念してきました。比較的脆弱な医療体制とまばらな検査により、報告データに十分反映されないまま、COVID-19がサハラ以南アフリカで広がった可能性があるという懸念です。これまでの公式統計では、パンデミックの地域的負担の多くは南アフリカなどに集中しています。同国はCOVID-19の確定症例を約5,000件報告し、影響への対処を支援するため、最近、数百人のキューバ人医師を派遣しました。また、カメルーンでは確定症例が1,800件を超え、今月初めに全国規模の検査を開始しました。同地域のレソトとコモロの2カ国は、まだ症例を公式に報告しておらず、関連する死亡例も報告されていません。

アフリカでは今後さらに状況が悪化すると予想する人もいる一方、各国はコロナウイルス関連の措置を緩和する計画を進めています。サハラ以南アフリカで最初にCOVID-19の確定症例を2月下旬に報告したナイジェリアでは、その後、報告された症例数が1,500件を超えました。それでも同国は、主要都市の一部でロックダウン規制を5月4日から緩和する計画を発表しました。
同地域の将来について悲観的な予測がある一方、アフリカで今も報告されているCOVID-19の症例数と死亡者数が比較的少ないことから、パンデミックの最悪の事態を免れたのではないかとの期待が高まっています。2014年のエボラ出血熱流行などから得た教訓が、危機を乗り越える助けとなったと推測する人もいます。
背景をさらに知るため、以下に世界経済フォーラムの戦略的インテリジェンス・プラットフォームから関連記事を紹介します:
この報告書によると、COVID-19が到来した時、南部アフリカの食料安全保障はすでに数十年で最も深刻な干ばつに脅かされており、東部アフリカには植生を食い尽くすサバクトビバッタの第二波が押し寄せていました。(ブルッキングス研究所)
この分析によると、ウガンダのように、あらゆる年齢層の人々が肺炎や原因不明の病気で頻繁に多数亡くなる場所では、パンデミックの地域への影響を測定するのは難しい場合があります。(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE))
アフリカCDCの事務局長によると、国際協力の崩壊によりアフリカは診断薬市場から締め出されました。また、病院の不足に加え、HIV、結核、マラリア、栄養失調の有病率が高いことから、COVID-19の死亡率が比較的高くなる可能性があります。(ネイチャー)
このボツワナ人ジャーナリストによる分析によると、パンデミックの犠牲となる可能性があるのは、アフリカの多くの国で説明責任を問う報道の最前線に立つことが多い印刷新聞です。(グローバル調査報道ネットワーク)
ナイジェリア国家人権委員会の元委員長によると、コロナウイルスの到来について十分な予告があったにもかかわらず、アフリカ各国の政府は、自国の政府機関や制度、国民を守るための準備をほとんど行いませんでした。(ニュー・ヒューマニタリアン)
海外にいるアフリカ人の中には、COVID-19の影響を間接的に受けている人もいます。この報告書によると、4月初旬、中国の広州にいるアフリカ人がパスポートを取り上げられたり、恣意的な隔離を強いられたりする様子を捉えた画像や動画が公開されました。(ディプロマット)
アフリカでは、定期予防接種を実現するまでに大きな進展がありましたが、サハラ以南アフリカの予防接種率は72%で停滞しています。この分析によると、今やCOVID-19がさらなる進展の妨げとなっています。(ニュー・アフリカン)
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