Statistaによると、今年、中国では5億人を超える人々が実店舗やカフェ、レストランでスマートフォンを使って支払いを行う見込みだ。Statista Digital Market Outlook。これは浸透率が35%を超えることを意味し、世界で最も高い水準だ。
中国で急成長する決済アプリ市場は、AlipayとWeChat Payという大手が支配しており、店主や飲食店経営者、消費者の間で広く利用されている。多くの小規模事業者が顧客にサービスを提供する同国では、クレジットカードはこれまで広く普及していなかった。そのため、企業は現金から決済アプリへと直接移行する「リープフロッグ」現象が起きた。
一方、顧客1人当たりの年間取引総額は、中国より米国、英国、フランスのほうが大きい。2019年に中国の平均的な消費者が決済アプリで支出する額は約1,100米ドルと予測されている。英国では2,400米ドル超、米国では3,000米ドル近くに上る。インドやインドネシアも決済アプリの浸透率が世界で特に高い国だが、顧客1人当たりの平均支出額は極めて低く、多くの消費者にとって利用はごく限定的であることがうかがえる。


