オーストラリアのサンゴ礁、「エンパイア・ステート・ビルの高さ」に相当するものが偶然発見される

Great Barrier Reef Australia coral biodiversity discovery
The reef is the largest discovery of its kind in the last 120 years.Image: Unsplash/Jess Bailey
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  • オーストラリアの科学者らが、エンパイア・ステート・ビルやエッフェル塔より高いサンゴ礁を発見した。

  • これは120年以上ぶりとなる、この種の発見としては最大規模のものだ。

  • このサンゴ礁は非常に良好な状態にあるようで、多数の魚種が生息している。

オーストラリアの科学者らは、グレートバリアリーフの中で、エンパイア・ステート・ビルやエッフェル塔の高さを超える、切り離されたサンゴ礁を発見したと、シュミット海洋研究所が今週発表した。このような発見は100年以上ぶりとなる。

発見されたサンゴ礁には、多数の魚が生息していた。Image: Schmidt Ocean Institute

「刃のような形状」のこのサンゴ礁は、高さ約500メートル、幅1.5キロメートルに及ぶと、元Google最高経営責任者のエリック・シュミット氏と妻のウェンディ氏が設立した同研究所は述べている。サンゴ礁は海面から40メートル下に位置し、グレートバリアリーフの縁から約6キロメートルの場所にある。

ロビン・ビーマン博士が率いるジェームズ・クック大学の科学者チームは、同研究所の調査船ファルコー号に乗船してグレートバリアリーフの北側の海底を測量していた際、10月20日にこのサンゴ礁を発見した。

「私たちが発見したものに、驚きと興奮を覚えています」とビーマン氏は述べた。

同氏によると、この規模で切り離されたサンゴ礁が発見されたのは120年以上ぶりのことであり、健全な生態系の中で「魚の吹雪」に包まれて繁栄しているという。

今回の発見は、今月初めに発表された研究で、グレートバリアリーフが過去30年間でサンゴの半分以上を失ったことが判明した直後になされた。

「SuBastian」として知られる水中ロボットを使い、科学者らは新たなサンゴ礁の探査を撮影するとともに、途中で海洋サンプルを採取した。これらのサンプルは保管され、クイーンズランド博物館とトロピカル・クイーンズランド博物館に収蔵される予定だ。

サンゴ礁からサンプルを採取するSuBastianロボット。Image: Schmidt Ocean Institute

「サンゴ礁を詳細に3Dマッピングするだけでなく、SuBastianでこの発見を実際に映像で確認できるというのは素晴らしいことです」とビーマン氏は付け加えた。

グレートバリアリーフの北部は2016年に白化被害を受けたものの、ビーマン氏によると、この切り離されたサンゴ礁には被害の痕跡は見られなかったという。

白化は、水温が高すぎる場合に起こる。サンゴは共生する藻類を放出し、石灰化して白くなる。

グレートバリアリーフは、オーストラリア北東海岸沿いに2,300キロメートル(1,429マイル)にわたって広がり、その面積はテキサス州の半分に相当する。1981年にユネスコの世界遺産に登録され、地球上で最も広大で壮観なサンゴ礁生態系とされている。

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