ドイツが明かす、人身密航業者の7つの大きな嘘

A Syrian refugee holds a banner during a demonstration outside the German embassy against delays in reunifications of refugee families from Greece to Germany, in Athens, Greece, August 2, 2017. REUTERS/Alkis Konstantinidis - RC1244BEEB20
Traffickers peddle false information to vulnerable people.Image: REUTERS/Alkis Konstantinidis
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海軍の船舶が沿岸を巡回し、絶望した人々を満載した船を見つけようとしている。人々は人目を避け、ひそかに危険な海の旅へと出発する。昨年、5,000人を超える人々が地中海を渡る途中で命を落とした。しかし、より良い暮らしへの希望は大きな力を持つ。暴力から逃れてきた難民も多い。それでも人々はやって来る。

難民は、ドイツが最も良い機会を提供していると考えているImage: ロイター/コスタス・バルタス

そして今、2015年に100万人を超える人々が入国した門戸開放型の難民政策を掲げるドイツは、庇護申請や移民の仕組みにまつわる誤解への対策に取り組んでいる。

ドイツ連邦外務省は、積極的に情報を発信し、欧州で実際に何が得られるのかについての噂や伝聞を払拭しようとしている。

高給の仕事や無料の医療、住居に関する体験談が、人身取引業者の意図的な嘘と混ざり合っている。業者は、越境1回につき1人当たり1,000ドルを超える報酬を受け取ることもある。

Image: ドイツ連邦外務省

メディアは移民に対し、密航業者が広めた最も一般的な虚偽の約束について尋ねた。

ドイツは難民全員に家と2,000ユーロを支給し、大企業は常に新たな労働力を必要としているため、ドイツは毎日5,000人の移民を受け入れている、と告げられた人もいた。

ドイツ外務省は、「密航業者の7つの大きな嘘」と題した文書の中で、これらはすべて事実ではないと記している。この文書はフランス語、アラビア語、英語でソーシャルメディア上に広く流通している。

ほかにも、ドイツはアフガニスタン難民だけのために80万人分の枠を確保している、船は大きく快適だ、旅は100%合法だ、ドイツが気に入らなければカナダのビザを取得できる、といった嘘があった。

ドイツは「#rumoursaboutgermany」のハッシュタグを付けて、事実ではないと反論している。

逃避の道

欧州を目指す人々の理由は複雑で、多層的であり、悲劇を伴うことも多い。

多くの人々は戦争や絶え間ない暴力から逃れており、庇護申請者に分類される。その大半はシリア、次いでアフガニスタンから来ている。欧州に到着する庇護申請者の数は、次のグラフに示されるように、2015年以降大幅に増加した。

Image: ユーロスタット

仕事を見つけて家族を支えるために送金できると考える経済移民もいる。また、中東や南アジアを中心に、宗教的迫害から逃れている人々もいる。

国連の移住機関であるIOMによると、この夏に海を渡ろうとした人々の多くはサハラ以南のアフリカ出身者だという。

「死亡率は急上昇しています。仕事を探している人々は、小舟に乗れば仕事が見つかると言われています。こうした非常に弱い立場にある人々が、搾取される状況に陥っています」と、IOMの主任報道官レナード・ドイルはガーディアン紙に語った。

移民の流入を止めるための計画や取り組みは多岐にわたる。国境監視の強化、沿岸警備隊の訓練拡充、レバノンの難民キャンプの環境改善、アフリカで雇用機会を増やすためのさまざまな制度などがある。

Image: ユーロスタット、BBC経由

欧州、特にドイツで何が待ち受けているのかについての誤解を正せば、人々がこれから直面するかもしれない状況を、より現実的に捉える助けとなる。

しかし、出身国の状況が現実に改善しない限り、人々が逃れようとするのを止めるのは難しいだろう。

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