フィンランドはちょうど建国100周年を迎えました。
ロシア革命後の1917年12月6日、フィンランドは独立を宣言しました。
建国100周年を迎えたフィンランドにまつわる、驚きの事実を5つ紹介します。
1. ベビーボックス発祥の地
フィンランドの乳児死亡率は世界で2番目に低く、アイスランドだけがこれを上回っています。
しかし、最初からそうだったわけではありません。

1930年代末には、フィンランドでは子どもの10人にほぼ1人が1歳の誕生日を迎える前に亡くなっていました。
1937年、フィンランド政府は低所得世帯の新米の母親に「出産パッケージ」を支給する法律を制定しました。
親しみを込めて「ベビーボックス」と呼ばれるこのパッケージは、後にフィンランドのすべての母親に支給されるようになりました。
現在のベビーボックスには、衣類、医療用品、寝具など53点が入っています。多くのフィンランドの母親は、段ボール箱そのものを赤ちゃんの最初のベッドとして使っています。
ベビーボックスまたは代替の給付金を受け取るには、妊婦は妊娠4か月目に入る前に医師または産前診療所を受診する必要があります。
これによりフィンランドの乳児死亡率は急速に低下し、現在は出生1,000人当たりわずか2.1人です。これは欧州平均の9.6人の4分の1未満で、米国の6.5人の3分の1未満です。
2. フィンランドでは父親のほうが母親より子どもと過ごす時間が長い
先進国で、小学生の子どもを持つ父親が母親より多くの時間を子どもと過ごしているのは、フィンランドだけです。
OECDの報告書『ジェンダー平等の追求』によると、フィンランドでは子どもが幼いうちは女性のほうが育児を多く担いますが、子どもが学齢期になると状況が逆転します。

OECDの以前の報告書『仕事と生活の調和について』は、子どもが幼いうちは多くのフィンランドの母親が育児休業を利用して家庭で過ごし、子どもが成長するとフルタイムで仕事に復帰すると指摘しています。
フィンランドの父親もフルタイムで働く傾向がありますが、学校の時間外には積極的に育児に参加します。
子育ての始まりから父親の参加が促されており、フィンランドの父親には最長9週間の父親休業を取得する権利があります。
ただし、このうち母親と同時に取得できるのは18日間だけです。そのため、より多くの母親が出産後早く仕事に復帰できます。
3. フィンランドではジェンダー格差が縮小
フィンランドの女性は、世界でも特に大きな力を持っています。
『グローバル・ジェンダー・ギャップ報告書2017』によると、フィンランドのジェンダー格差は世界で3番目に小さい水準です。
男女間の格差は全体で82%解消されており、男女の教育格差は完全に解消されています。
フィンランドでは、専門職・技術職の賃金格差も解消されています。また、政治分野における女性の代表性では、世界で最も優れた5か国の一つです。
4. 湖の国

フィンランドは自国を「千の湖の国」と呼んでいますが、実際にはそれをはるかに上回る、正確には18万8,000もの湖があります。
国土全体の10%を淡水が占めています。
首都ヘルシンキの北にある地域は湖水地方と呼ばれ、面積の25%が水域です。欧州最大の湖水地方です。
5. サンタクロースの故郷

ラップランドはフィンランド最北の地域で、北極圏内にあり、スウェーデン、ノルウェー、ロシア、バルト海に接しています。
また、サンタクロースの故郷とされています。
ラップランドでは冬が7か月続くこともあり、昨年は地域の観光業にとって記録的な年となりました。
訪問者の多くは、スキーやアイススケートなどのウィンタースポーツを楽しみに訪れます。
一方、サンタクロースの隠れ家を見つけたいと願って訪れる人もいます。

