インターネットがアフリカを変える、意外な3つの方法

From connectivity to conservation, Africa is changing fastImage: Lucas Alexander
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今年、初めてアフリカで開催された先日のグローバル・アントレプレナーシップ・コングレスで、シヴァニ・シロヤという若い女性の話を聞き、関心を引かれました。

シヴァナは、Tala Mobileの創業者です。同社はケニアとタンザニアで少額融資を提供しています。Talaの着想は興味深いものです。同社は、日々の習慣や普段の行動を調べることで、利用者の信用力を評価できると考えています。スマートフォンのアプリを使い、連絡先のつながり、日中に訪れる場所、定期的に連絡を取る相手、どのような支払いをしているかを確認します。

そして、その見立ては的を射ているようです。これまでにTalaは15万人の利用者のスマートフォンに2,000万ドルを超える融資を提供し、返済率は90%に達しています。

インターネットが、従来の物事の進め方を変えている

サハラ以南アフリカでは、成人人口のうち銀行口座を持つ人は34%にとどまります。インフラ面の課題や、サービスへのアクセスが全般的に不足していることから、Talaのような組織は、人々にサービスを届ける新しく創造的な方法を見つける必要に迫られてきました。

テクノロジーとインターネットは、こうしたインフラの格差を埋めるうえで重要な役割を果たしています。遠隔でサービスを提供できるため、従来の方法に代わって、包摂的な成長を促す、より革新的で効率的な手法が生まれています。

2014年、Microsoft 4Afrikaがケニアのナニュキで初のTVホワイトスペース実証事業を開始したとき、インターネットへのアクセスが経済発展、起業、雇用を促進する可能性を私たちは認識していました。

しかし、携帯電話事業者がM-PESAの台頭を予測できなかったのとおそらく同じように、私たちも、登場することになる革新的な新しいビジネスモデルを予測できませんでした。

スタートアップは、インターネット接続を活用し、さまざまな分野を思いもよらない方法で変革しています。以下に、私のお気に入りをいくつか紹介します。

1:エネルギーを変革する

インターネット接続により、電力をより利用しやすく、手頃で、クリーンかつ個々のニーズに合ったものにできます。

アフリカでは、電気を利用できる人は推定で3人に1人にすぎません。利用できる人も、頻繁な停電や高い料金に悩まされることが少なくありません。Strauss Energy、M-KOPA Solar、CHIFCOなどのスタートアップが、状況を変えつつあります。

Strauss Energyは、発電する屋根瓦の技術を開発しました。これにより、消費者に電力を全国送電網より75%安く販売できます。M-KOPA Solarは、太陽光発電技術にモバイルとクラウドの力を組み合わせ、利用者が使った分だけ支払う方式で電力を購入できるようにしました。そのため、利用者は支出を管理し、信用格付けを築くことができます。同時に、M-KOPAは消費行動、機器の寿命、気象パターンに関する価値の高いデータを収集できます。

M-KOPAが利用者の支出管理を可能にする一方、CHIFCOはモノのインターネットを活用し、利用者がリアルタイムで消費量を管理できるようにするとともに、賢くエネルギーを使う人に報酬を与えています。送電網の需要が高まると、接続中の利用者には、最も電力を消費している機器の電源を切るよう通知が届きます。実行すると、システムからポイントが付与されます。このポイントは後日、タブレット端末や携帯電話、節電量に相当する電力量の利用権と交換できます。

2:妊産婦ケアを変革する

インターネット接続はアフリカの妊産婦ケアも変えています。病気のときだけでなく、日常的なモニタリングや予防にも役立っています。世界では年間、妊産婦の死亡が推定20万人に上り、そのうち60%はサハラ以南アフリカで発生しています。

ボツワナのロバツェでは、Vista Life Sciencesと連携し、女性患者を対象とするインターネットを利用した遠隔医療サービスを提供しています。ロバツェは最寄りの病院から約70キロ離れた小さな町です。インターネット接続があることで、患者は遠隔で診断や治療を受けられます。子宮頸部の画像や検査結果を医療従事者と無線で共有でき、医療従事者はビデオ通話サービスを通じて患者と相談できます。

同様に、WinSengaは、スマートフォンを使った携帯型ツールを開発したスタートアップです。このツールにより、助産師は従来の超音波検査のわずかな費用で、より迅速かつ簡単に妊娠経過や分娩をモニタリングできます。ツールはクラウドに接続し、結果をリアルタイムで収集、保存、分析します。

3:自然保護を変革する

アフリカでは、サイの密猟が今も続く課題です。2008年以降、密猟者によって推定5,940頭のアフリカサイが殺されています。以前は、無線首輪や衛星通信を使ってサイを追跡していました。しかし、サイをインターネットに接続する方法のほうが効果的だと分かってきています。特にTVホワイトスペース技術を使えば、広範囲を移動するサイの行動に対応できるほど遠くまで電波を届けられます。

東アフリカ最大級の自然保護区の一つ、オル・ペジェタでは、Flora and Faunaと連携し、小型のTVホワイトスペース送信機をクラウド技術や機械学習と組み合わせています。これにより、絶滅危惧種をリアルタイムで追跡するだけでなく、自然な行動への理解も深めています。

人間の可能性を解き放つ

アフリカでインターネットが主に使われる目的はソーシャルメディアへのアクセスですが、関連技術をめぐるイノベーションは広がっています。インターネットの普及とデジタルスキルの向上に伴い、この革新は今後も続くでしょう。マイケル・デルの言葉を借りれば、「テクノロジーは世界中の人々の可能性を解き放つ」。私たちを驚かせるのは、インターネットの可能性ではなく、思いもよらない、そして並外れた方法でそれを使う人々の可能性です。

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