イタリア、2019年度予算案がEUに拒否される

A demonstrator holds flags ahead of a speech by Britain's Prime Minister Theresa May in Florence, Italy September 22, 2017. REUTERS/Max Rossi - RC129F989B10
Image: REUTERS/Max Rossi
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欧州委員会は火曜日、イタリアの2019年度予算案が公共支出に関するEU規則に公然と違反しているとして拒否し、3週間以内に新たな予算案を提出するようローマに求めた。さもなければ懲戒措置に直面することになる。

EU執行機関による前例のない措置を受け、イタリア国債利回りは急上昇した。EU執行機関は、ルールに違反するユーロ圏加盟国の予算案を差し戻す権限を、ソブリン債務危機後の2013年に得て以来、初めて行使した。

単一通貨を崩壊寸前に追い込んだギリシャの債務危機を最近ようやく脱したEUは、債務を抱えるイタリアが市場の信頼を失えば、別の危機が起きる可能性を懸念している。

欧州委員会はこれまで、EUの財政規則に違反したフランス、スペイン、ポルトガルや過去のイタリア政権にも対応してきたが、今回のイタリアの予算案ほど違反があからさまな例はなかったと述べた。

「本日、欧州委員会は初めて、ユーロ圏の国に予算案の修正を求めざるを得なくなりました」と、欧州委員会のヴァルディス・ドンブロウスキス副委員長は記者会見で述べた。

「イタリア政府は、自らが交わした約束に公然と、そして意図的に反しています。」

このニュースを受け、イタリアの指標となる10年物国債の利回りは、火曜日早朝の3.42%から午後には3.57%に急上昇した。

欧州委員会によると、ローマは今後、一時的要因や景気循環による変動を除いた構造的財政赤字をGDP比0.6%削減する新たな予算案を提出しなければならない。現行案では同赤字を0.8ポイント拡大する計画となっている。

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強硬姿勢を崩さないイタリア

月曜日に欧州委員会に宛てた書簡で、イタリアは予算案がEU規則に違反していることを認めたものの、方針を貫くと表明した。欧州委員会の拒否を受け、ルイジ・ディ・マイオ副首相はイタリア国民への「敬意」を求めた。

「EUが気に入らない初めてのイタリア予算です。驚いていません。ブリュッセルではなくローマで作られた初めてのイタリア予算です」と、ディ・マイオ氏はフェイスブックに投稿した。

ロシア訪問中にジュゼッペ・コンテ首相は、財政パッケージをめぐりブリュッセルと「率直で建設的な」協議を行うことを期待していると述べ、GDP比2.4%への赤字拡大計画については「現時点では変更されない」と付け加えた。

ローマの経済省報道官は拡張的な予算を擁護し、公的債務を削減する唯一の方法は経済成長を促すことだという確信をイタリアは保っていると述べた。

イタリアの債務対GDP比率は2017年に131.2%で、ギリシャに次いでEUで2番目に高く、欧州で債務返済費用が最も高い。それでもイタリアは、財政赤字を拡大して追加支出を行えば成長が促され、債務対GDP比率の引き下げにつながると考えている。

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欧州委員会は、イタリアの成長率見通しは楽観的すぎるとみており、債務削減計画には疑問が残るとしている。

「経験が繰り返し示してきたように、財政赤字や債務の拡大は持続的な成長をもたらしません。過剰な債務は、経済を将来の危機に対してより脆弱にします」とドンブロウスキス氏は述べた。

ローマが赤字見通しを変更しなければ、欧州委員会は過剰赤字手続きと呼ばれる懲戒措置を開始すると述べた。

EU法の下では、イタリアは公的債務を毎年、GDP比60%と現在の債務比率との差の20分の1ずつ削減すべきとされている。これは3年間の平均で算定され、イタリアの場合、GDP比で年に数ポイントの削減を意味する。

赤字と債務の削減勧告が無視された場合、過剰赤字手続きによりGDP比0.2%を上限とする罰金が科されることがある。

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