米国の新国家安全保障担当補佐官が読むべきだと勧める本

Barcode labels are seen inside rare books ahead of digitisation at the Municipal Library of Lyon in this January 15, 2010 file picture. Amid the flat, wide fields of central France, a team of re-trained secretaries and IT experts is packaging Europe's literary heritage for the digital era. To match feature FRANCE-BOOKS/ REUTERS/Robert Pratta/Files (FRANCE - Tags: SOCIETY SCI TECH) - RTR297Q4
McMaster—a scholar of military history—provided a list of books any professional involved in military affairs should read.Image: REUTERS/Robert Pratta/Files (FRANCE - Tags: SOCIETY SCI TECH)
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前任者の辞任を受けて厳しい視線が注がれるなか、新たに国家安全保障会議の首席補佐官に就任したH・R・マクマスターは、マイケル・フリンの失敗から学ばなければならない。幸い、学ぶことは彼のお気に入りの趣味の一つだ。

2012年、ジョージア州フォート・ベニングにある米陸軍機動センター・オブ・エクセレンスの司令官だったマクマスターは、経営コンサルティング会社マッキンゼーのインタビューに応じ、陸軍の発展に加え、「指導者に必要な能力とは何か、また、キャリアのどの段階で、どこで、どのように訓練・教育するのか」について語った。マクマスターによると、そうした方策の一つは、「生涯学び続けたいという意欲を指導者の間に育み、キャリアを通じて自主的な学習や共同学習を行うために必要な手段を提供すること」だった。

そのために、軍事史研究者でもあるマクマスターは、古代の戦争から現代の革新までを網羅した、軍事問題に携わる専門家なら誰もが読むべき本のリストを提示した。あとは、米国のドナルド・トランプ大統領に本を手に取ってもらうだけだ。一冊選んで読んでもらう。

以下が全リストだ(以下の文章はすべてマクマスターによる)。元の記事はこちらに掲載された。こちら(インタビュー本文の左側、半分を少し過ぎたあたりにあるサイドバー)。

基礎固め

軍事問題に携わる専門家にとって、必読書がいくつかある。

カール・フォン・クラウゼヴィッツ—『戦争論』
著者は、特定の見解を押しつけることなく、弁証法的な手法で戦争を理解しようとしている。

マイケル・ハワード—『ヨーロッパ史における戦争』
この本は素晴らしい。著者のほかの著作も同様だ。

エルティング・モリソン—『人間、機械、そして現代』
著者は新興技術の限界を論じている。具体的には、技術は環境を制御するどころか、環境をさらに複雑にしたと主張している。

ウィリアムソン・マレー—『戦略の形成:支配者、国家、そして戦争』
この本は軍事行動と戦略を結びつける助けとなる。

トゥキュディデス—『ペロポネソス戦争史』
このギリシャの歴史家は、恐怖、名誉、利己心という戦争の原動力は、時代を経ても変わっていないことを示している。

革新と二つの世界大戦

第一次世界大戦、第二次世界大戦、戦間期について、また、これらの出来事が戦争の性質をどう変えたかについては、多くの著作がある。以下はお気に入りの本だ。

マルク・ブロック—『奇妙な敗北』

ロバート・A・ドーティ—『転換点:セダンと1940年のフランス陥落』、および『ピュロスの勝利:大戦におけるフランスの戦略と作戦』

ティモシー・T・ルプファー—『ドクトリンの力学:第一次世界大戦期におけるドイツ軍戦術ドクトリンの変化』

ウィリアムソン・マレー—『戦間期の軍事革新』

回顧録と伝記

指導者たちがキャリアを通じて、戦争や戦闘にどう適応し、どう考えてきたかを理解することが重要だ。『ユリシーズ・S・グラント将軍自伝:南北戦争回顧録』は、これまでに書かれた戦争回顧録のなかでも、おそらく最高の一冊だ。ほかにも重要な著作をいくつか挙げる。

カルロ・デステ—『パットン:戦争の天才』

デイヴィッド・フレイザー—『騎士十字章:エルヴィン・ロンメル元帥の生涯』

マシュー・B・リッジウェイ—『朝鮮戦争』

軍事作戦史の選集

戦争と軍事作戦の歴史から選んだ、私のお気に入りをいくつか紹介する。現代の脅威に関する推薦書も含めた。

古代の戦争

ドナルド・ケーガン—『ペロポネソス戦争』

七年戦争

フレッド・アンダーソン—『戦争のるつぼ:七年戦争と英領北アメリカの帝国の運命、1754–1766年』

米国の軍人職業とアメリカ独立革命

デイヴィッド・ハケット・フィッシャー—『ワシントンの渡河』

ドン・ヒギンボサム—『ジョージ・ワシントンと米国の軍事的伝統』および『アメリカ独立戦争』

南北戦争

ジェームズ・マクファーソン—『自由への鬨の声:南北戦争時代』

普仏戦争

マイケル・ハワード—『普仏戦争:1870–1871年のドイツによるフランス侵攻』

第二次世界大戦

リック・アトキンソン—『夜明けの軍隊:北アフリカ戦線、1942–1943年』;『戦闘の日:シチリア・イタリア戦線、1943–1944年』;そして刊行予定の『最後の灯火:西ヨーロッパ戦線、1944–1945年』

ゲルハルト・ワインバーグ—『武器を取る世界:第二次世界大戦のグローバル史』

朝鮮戦争

T・R・フェーレンバッハ—『こういう戦争』

デイヴィッド・ハルバースタム、『最も寒い冬:米国と朝鮮戦争』

ベトナム戦争

エリック・ベルゲルード—『赤い雷、熱帯の稲妻:ベトナムの戦闘師団の世界』

ハロルド・G・ムーア、ジョセフ・L・ギャロウェイ—『われら兵士、かつて若かりし頃:イア・ドラン—ベトナム戦争を変えた戦い』

イラク

マイケル・R・ゴードン、バーナード・E・トレーナー—『コブラII:イラク侵攻と占領の内幕』および『最終局面:ジョージ・W・ブッシュからバラク・オバマまで、イラクをめぐる闘争の内幕』

アフガニスタン

ピーター・トムセン、『アフガニスタンの戦争:救世主主義的テロリズム、部族間紛争、大国の失敗』

国際安全保障に対する現代の脅威

ピーター・バーゲン—『最も長い戦争:米国とアルカイダの終わりなき紛争』

ビクター・チャ—『あり得ない国家:北朝鮮の過去と未来』

デイヴィッド・クリスト—『黄昏の戦争:米国とイランの30年にわたる紛争の秘史』

ブルース・リーデル—『死の抱擁:パキスタン、米国、そして世界的ジハードの未来』

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