2003年から2013年の間に、自然災害によって世界全体で総額1兆5000億ドルの損害が生じたことが、 ある研究 によって明らかになった。国連食糧農業機関(FAO)が行ったこの研究では、自然災害により110万人を超える死者が出たほか、20億人を超える人々の生活に影響が及んだことも示されている。
出典:FAO
研究者らはまた、過去30年間で自然災害の頻度と深刻度が高まっており、それに伴い経済損失も増加していることを明らかにした。
出典:FAO
この研究は、2003年から2013年の間に災害発生後に実施された78件のニーズ評価のサンプルに基づいている。対象はアフリカ、アジア太平洋、ラテンアメリカ・カリブ海地域の48か国に及ぶ。
開発途上国は自然災害の影響を不均衡に受けており、これらの災害はしばしば全体的な経済成長と開発を阻害し、特に農業部門に深刻な打撃を与えている。
出典:FAO
この研究は、自然災害が農業部門と世界の食料安全保障に与える影響を検証した。2003年から2013年の間に開発途上国で生じた被害の少なくとも22%が農業部門におけるものであったことが示された。
農業部門にとって最も壊滅的な自然災害は2008~2011年のケニア干ばつであり、同国の農業に105億米ドルの被害をもたらした。次いで深刻だったのは2010年のパキスタンの洪水で、53億ドルの損害を出した。
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執筆:エマ・ラクストン(Formative Content、ジュニア・コンテンツ・プロデューサー)
画像:太平洋の島国バヌアツの首都ポートビラ近郊のビーチで、ヤシの木が被害を受けている様子(2015年3月14日)。REUTERS/Kris Paras





