水をめぐる紛争をどうすれば回避できるのか?

水をめぐる紛争をどうすれば回避できるのか?
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水は「生命にとって最も重要な資源」であり、水をめぐる紛争を避けるには、水分野の汚職を取り締まり、インフラへの投資を増やすことが不可欠だと、国連大学の報告書は火曜日に述べた。

人口増加、経済的不安、汚職、気候変動は、一部の国々の安定と、存続そのものを脅かしていると報告書は述べた。

「これは深刻な脅威だと十分に認識する必要があります……発展途上国だけでなく、先進国にとってもです」と、報告書の筆頭著者であるボブ・サンドフォード氏は、カナダのアルバータ州から電話インタビューでトムソン・ロイター財団に語った。

「カナダでさえ、異常気象が続き、繰り返し発生しているために苦境に立たされている地域があります。」

世界が今年後半、期限切れとなる国連ミレニアム開発目標に代わる新たな開発目標の採択に向けて準備を進めるなか、水に関する未達目標は、安全保障のように誰もが共有する目標における成果を後退させる恐れがあると報告書は述べた。

「有害で生産性のない」補助金を撤廃し、水分野の汚職に対処すれば、2015年以降の持続可能な開発目標の達成に必要な資源を確保し、国際的な緊張や水に関連する紛争を回避できる可能性があると報告書は述べた。

「持続可能な開発という観点からすれば(水分野の汚職は)私たち全員に対する犯罪です」とサンドフォード氏は述べた。

「持続可能な開発を実現し、世界の安全保障を確かなものにするには、これを終わらせなければなりません。」

1990年から2012年の間に20億人以上が安全な水を利用できるようになったが、国連が人権として認めるこの権利を、なお約7億5,000万人が得られていない。

水と衛生の開発、ならびにインフラの維持・更新に関する2015年以降の目標を達成するための費用は、年間1兆2,000億~2兆4,000億ドルと推定されると報告書は述べた。

石油、ガス、石炭産業向けを含む、年間1兆9,000億ドル相当の補助金を撤廃すれば、水に関する目標の達成に振り向けられる資源を確保できると報告書は述べた。

世界銀行と国連の数値を引用し、報告書は、水分野への資金の総額の30%と推定される不正な資金流出をなくすことでも、追加の資源を確保できると述べた。

これにより、水分野に年間最低3兆1,100億ドルを充てられるようになると報告書は述べた。

世界経済フォーラムが2年連続で世界の主要リスクの上位3位に挙げた水は、「他のどの(天然資源)よりも持続可能な開発の基盤となる」と報告書は述べた。

世界的な水危機の原因は水不足ではなく、必要な場所と時に水が足りないことにあり、気候変動と水関連災害がこの状況を悪化させていると報告書は述べた。

これまでのところ、国境を越える水をめぐる紛争の大半は対立ではなく協力につながっているが、わずか10年後には48か国の29億人で水の供給が需要を満たせなくなると予測されているため、状況が変わる可能性があると報告書は述べた。

「生きるか死ぬかの決断を迫られれば、人は生き延びるために必要なことは何でもする傾向があります」と報告書は述べた。

サンドフォード氏は、開発を持続可能なものにするうえで最も重要な課題として、水資源の効果的な管理とインフラ投資の拡大を挙げた。

「私たちにできないことではありませんが、今動かなければ、ますます難しくなっていきます」と同氏は述べた。

この記事は、 トムソン・ロイター財団との協力により掲載されています。掲載は、世界経済フォーラムが見解を支持していることを意味するものではありません。

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著者:マグダ・ミス氏は、トムソン・ロイター財団の制作編集者です。

画像:干ばつに見舞われた2015年1月28日、サンパウロ州ヴァルジェンのジャクアリ貯水池の一角で、「water(=水)」と書かれた水筒の落書きと、死んだ魚の落書きが写っている。REUTERS/Roosevelt Cassio

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