この週刊まとめでは、過去7日間の主要な経済ニュースをお届けします。
主なニュース:欧州の退職年齢、現金回帰、ギグエコノミーの男女賃金格差、金利上昇による住宅価格の低下、EUで最も成長している職種。
1. 欧州各地の人々は何年働くことになるのか
欧州大陸の国々の間でばらつきはあるものの、次世代の欧州の人々は平均36年間働くことになると予想されます。ただし欧州全体で、男女の平均就業期間には大きな格差があります。
平均就業期間の長期化は、世界人口の高齢化と、それがもたらす経済的・人口動態的な影響に一因があります。詳しく見る欧州の人々が何年働くことになるのか、その理由とともにご覧ください。
2. 英国で現金回帰の動き
英国のインフレ率は7月に40年ぶりの高水準に達し、家計のやりくりを改善するため、人々が現金をより多く使うようになっていることがデータからうかがえます。郵便局は最近、現金引き出し額が記録的な水準に達し、前月比で約8%増加したと報告しています。
非接触決済によって消費者がデジタル決済をより簡単に利用できるようになり、2017年にはデビットカードやクレジットカードによる取引が現金を上回りました。
詳しく読む英国民がなぜ現金利用に回帰しているのかをご覧ください。
3. ギグエコノミーの一部業種では、男性の収入が女性より48%多いことが調査で判明
米国のフリーランス労働者を対象とした調査により、フリーランスの男女賃金格差が正規雇用の場合と比べてどれほど大きいかが明らかになりました。新たな調査によると、業種全体の平均で、男性は女性より時給が22.28ドル高く設定されていました。
会計・請求書作成ソフトウェア企業FreshBooksによる別の調査では、自営業を検討している女性の70%が、職場での差別や企業におけるガラスの天井から逃れるために自営業を考えていたことが分かりました。しかし、新たなデータは、彼女たちが期待した変化を得られない可能性を示唆しています。
違いを探るギグエコノミーの業種別に見た男女賃金格差の違いをご覧ください。
4. 金利上昇で住宅価格は再び下落するのか?
欧州委員会の調査によると、2010年以降、EUでは住宅購入費用が45%上昇する一方、家賃は17%上昇しました。しかし、欧州中央銀行は5月、住宅ローン金利がインフレ率を上回るペースで上昇すれば、住宅価格が下落し始める可能性があると警告しており、状況は変わるかもしれません。
このコスト上昇の傾向はEU諸国に限られず、IMFの世界住宅価格指数に含まれる60か国のうち4分の3で、2020年に住宅価格が上昇しました。
詳しく読む金利上昇が住宅価格にどのような影響を及ぼす可能性があるかをご覧ください。
5. EUで現在最も成長している職種は?将来はどうなる?
欧州経済が厳しい状況に直面するなかでも、ユーロ圏の失業率は、横ばいで推移し、ユーロスタットによると6月は前月と同じ6.6%でした。では、最も急速に増えている職種は何でしょうか?
ユーロスタットによると、27か国からなるEUでは宿泊・旅行業界の雇用が最も急速に増加しており、COVID-19による規制が緩和され、人々が再び交流や旅行を始めたことが背景にあると考えられます。
さらに詳しく知るEUの雇用市場と今後の見通しをご覧ください。






