世界で最も地雷被害の深刻な国の一つであるコロンビアは、キューバでの和平協議中に政府とFARC反政府勢力が地雷除去に関する歴史的合意に達したことで、10年以内に地雷のない国になり得ると、地雷対策団体が述べた。
コロンビア最大の反政府勢力であるコロンビア革命軍(FARC)は、政府との50年に及ぶ戦争の間に、国内各地に散乱する地雷やその他の不発弾の大半を埋設した。
政府統計によると、1990年以降、地雷やその他の爆発物により、子ども1,110人、民間人4,200人を含む、11,000人余りのコロンビア人が死亡または負傷している。
地雷禁止国際キャンペーン・クラスター弾連合(ICBL-CMC)によると、これによりコロンビアの地雷被害者数はアフガニスタンに次いで世界で2番目に多い。
地雷撤去に関する合意は、キューバで2年以上にわたり和平協議を続けている交渉担当者らによって、土曜日に成立した。
政府軍兵士とFARC反政府勢力の約10,000人が地雷除去チームを構成し、地雷の位置に関する情報を共有して、地雷が埋設された688の自治体で協力して除去に当たる。
「地雷除去は長く複雑なプロセスで、政府は2025年までに完了できるとしている。10年というのは暫定的な見積もりだが、実現は可能だ。この合意は、政府とFARCに政治的意思があることを示している」と、コロンビア地雷禁止キャンペーンの責任者、アルバロ・ヒメネス氏は述べた。
「これは、農民や農村地域のコミュニティが直面する大きな脅威を取り除き、彼らの日常を変える歴史的な決定だ」と、同氏はトムソン・ロイター財団の電話インタビューで語った。
「2025年までに地雷除去作業を完了するには、除去に関わる民間人と軍関係者の数を増やす必要がある」と同氏は付け加えた。
地雷除去作業の開始日は決まっていないが、政府は最終的な和平合意の成立前に作業を始められるとしている。
ヒメネス氏によると、主要な問題の一つは、国内各地にどこに何個の地雷が埋設されているのか、正確な情報が不足していることだ。
FARC反政府勢力は、ツナ缶、プラスチック容器、清涼飲料水のボトルを使って自家製地雷を作ることで知られている。
「問題の正確な実態は分かっておらず、精密な地図が必要だ。地雷の位置に関するFARCからの情報は不可欠だが、地域コミュニティからもさらに情報を得る必要がある」とヒメネス氏は述べた。
現地報道によると、人道支援非政府組織のノルウェー人民援助(Norwegian People’s Aid)が、地雷除去作業の監督と検証を担う見込みで、費用は1億ドルを超えると推定されている。
キューバの交渉担当者らは、和平議題の5項目のうち3項目、すなわち土地改革、FARCの政治参加、麻薬取引について合意に達した。
この記事は、 トムソン・ロイター財団との協力により掲載されています。掲載は、世界経済フォーラムが見解を支持することを意味しません。
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著者:アナスタシア・モロニーはボゴタを拠点とするトムソン・ロイター財団のラテンアメリカ・カリブ地域担当記者です。
画像:コロンビア陸軍人道的地雷除去大隊の隊員が地雷を捜索している。REUTERS/Fredy Builes。



