ダボスを満喫する7つの方法

ダボスを満喫する7つの方法
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ダボスの華やかさには、誰もが目を奪われます。私のように会議への参加経験が豊富な者にとっても、スイスの小さな町で最近開催された世界経済フォーラムの年次総会は、世界のリーダーたちが集う素晴らしい場でした。

このイベントを最大限に活用するのは簡単ではありません。会いたい人も、聞きたいアイデアも多すぎるからです。そこで、1月下旬に取ったメモをすべて読み返したうえで、ダボスで役立つ7つのヒントを紹介します。

1. 難しい選択をする覚悟を持つ。ダボスでは自分の執務室にいるわけではありませんが、難しい決断を迫られることは変わりません。特に、著名な登壇者たちの講演が同時刻に行われるときです。アンゲラ・メルケル氏によるドイツ、ユーロ圏、ギリシャについての話を聞きに行くべきか。それとも、アリババのジャック・マー氏が中国のインターネットについて語るのを聞くべきか。両方に参加することはできません。

2. 10分間のミーティングを設ける。もちろん、もっと長く話す人もいますが、ごく短いミーティングでも、再会して仕事の状況を尋ねるのにとても有効です。こうした10分間の会話をしなければ、人々の視界から消え、記憶からも薄れてしまうかもしれません。私にとって今年のダボス滞在は、日本にいるようなものでした。3日も経たないうちに、IMDの日本人顧客トップ10に会えたからです。素晴らしいことですし、大幅な時間の節約にもなりました。

3. 予定を詰め込みすぎない。偶然の出会いのための時間を残しておきましょう。たとえば、30年以上前に日本でビル・ゲイツ氏と交わした、示唆に富む会話のような出会いです。ダボスですべての予定に申し込まなかったおかげで、日本の文部科学大臣からその場で招かれ、日本が世界に通用するリーダーをどう育成できるかについて話し合うことができました。また、急成長する消費財業界のインド人幹部や、マーケティングの助言を求めていた韓国人マネジャーとも、思いがけず興味深い出会いがありました。

4. バスの中でも起きている。毎日、6人乗りの小さなバスでメイン会議場へ往復しましたが、乗り合わせた人々との会話は実に興味深いものでした。たとえば、世界を代表する腫瘍専門医の一人。スタンフォード大学のフランス人科学者で、脳の老化に関する世界的な専門家。そして、現在は米国政府の一員である元宇宙飛行士です。移動中にうとうとしたり、スマートフォンを見つめたりしていたら、彼らの発表内容を要約して聞く機会を逃してしまいます。

5. 考える時間を取る。ダボスのようなハイレベルな会合は、またとない贈り物です。なぜでしょうか。世界がどこへ向かっているのか、そして自分の組織がこうした動向をどう活用できるのかを、数日間かけて考えられる貴重な機会だからです。もちろん、こうしたイベントの間も仕事から完全に離れることはできませんが、できる限り時間を取ってじっくり考えるべきです。

6. コンフォートゾーンから一歩踏み出す。知っている人や物事だけにとどまらないことです。日々の役割と新しいアイデアの間でバランスを取りながら、少し変化を加えてみましょう。ダボスでは、世界最大級の銀行の会長と素晴らしい会話を交わし、他の一流ビジネススクールの学長たちとも話をしました。一方で、気候、健康、多様性、宗教について人々が語ることにも耳を傾けました。

7. 主催者に感謝する。私と同じくらいダボスでのイベントを気に入ったなら、時間を取ってお礼状を書きましょう。大規模なイベントを運営するのは簡単ではありません。しかし、アンドレア・ボチェッリによるオープニングコンサートから閉会パーティーまで、ダボスの運営は見事でした。参加できたことは光栄であり、クラウス・シュワブ氏とそのチームには心から感謝します。

ハイレベルな会合を最大限に活用するには、経験と少しの運が必要です。しかし、ダボスではこの7つのヒントが役に立ちましたし、ほかの大規模イベントでも役立つでしょう。

この記事は、 LinkedInとの協力のもとで公開されています。この記事の公開は、世界経済フォーラムがその見解を支持することを意味するものではありません。

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著者:ドミニク・テュルパンは、IMDビジネススクールの学長です。

画像:世界経済フォーラム年次総会が開催されるスイス、ダボスの山岳リゾートを上空から撮影。

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