経済・金融分野の最新ニュースをお届けする、今週のまとめです。
主要な経済ニュース:世界銀行は世界経済が安定化すると予測。米連邦準備制度理事会は金利を据え置き、ドイツのインフレ率は5月に上昇。
1. 世界銀行、世界経済は安定化へ
最新の世界経済見通しレポートで、世界銀行は、世界経済が今年、3年ぶりに安定すると予想されると述べました。
ただし、その水準は近年の歴史的基準を下回ります。世界の成長率は2024年に2.6%となり、2025~2026年には平均2.7%に上昇すると予想されています。
新型コロナウイルス感染症のパンデミック前の10年間、成長率は平均3.1%でした。
世界銀行グループのチーフエコノミスト兼上級副総裁、インダーミット・ギル氏は、「パンデミック、紛争、インフレ、金融引き締めによる混乱から4年がたち、世界経済の成長は安定しつつあるようです」と述べました。「しかし、成長率は2020年以前より低い水準にあります。」
2. 米連邦準備制度理事会、金利を据え置き
米連邦準備制度理事会は金利を5.25%-5.50%に据え置きました。ジェローム・パウエル議長は、別の対応が必要だと示す明確な経済指標が出るまでは、政策担当者は金利を現行水準に保つことに異論はないと述べました。そうした指標としては、物価圧力の大幅な緩和や失業率の上昇が考えられます。
パウエル議長は「こうした動きが続く限り、続いていく可能性があります」と述べました。「労働市場は良好で、力強い状態です。物価安定の目標に向けて進展していると考えています。私たちは……現在の政策姿勢はおおむね適切なのか、と問いかけています。そして、適切だと考えています。」
中央銀行の政策声明は、ここ数カ月のインフレについて「緩やかなさらなる進展」を認めました。一方、物価圧力が今後も和らぐという「より大きな確信」がなければ、利下げは適切ではないとしました。
3. 短報:世界各地の経済ニュース
パキスタンの財務相は、政府が財政赤字目標を、7月1日に始まる会計年度のGDP比6.9%に設定すると発表しました。
インドの小売インフレ率は5月にやや緩和し、前年同月比4.75%となりました。4月は4.83%でした。
英国のGDPは3月に前月比0.4%増加した後、4月は横ばいでした。雨天が建設業と小売業に影響した可能性があります。
ドイツのインフレ率はサービス価格の上昇を受けて5月に上昇しました。欧州連合(EU)加盟国間で基準を統一した消費者物価は、先月、2.8%上昇しました。
世界銀行は、ミャンマーで貧困がより広くまん延していると警告しました。過去6年間で最も広がっている状況です。また、今会計年度の成長率は1%を超えない見通しです。
米国のコア消費者物価指数は、食品とエネルギーを除いた指数で、5月に前年同月比3.4%上昇しました。これは3年以上で最も低い伸び率です。
タイ中央銀行は政策金利を2.5%に据え置きました。
アルゼンチンのインフレ率は5月に前月比4.2%へ鈍化し、4月の8.8%から低下しました。5月までの12カ月間のインフレ率は276.4%でした。
日本の企業物価は5月に前年同月比2.4%上昇し、9カ月ぶりの速いペースとなりました。
セルビアは金利を引き下げました。2020年以来初めての利下げで、政策金利を25ベーシスポイント引き下げ、6.25%としました。
4. アジェンダの金融・経済関連記事
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