なぜ、より多くの女性リーダーが必要なのか

なぜ、より多くの女性リーダーが必要なのか
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世界のリーダーたちと、米国議会の廊下やダボスの凍てつく街路、オックスフォードの石畳の小道を歩くとき、いつも変わらないことが一つありました。大勢の男性の中にいる、数少ない女性の一人が私だったということです。ときには、部屋にいる 唯一の 女性が私だけということもありました。だから、新たに加わった私の「 ヤング・グローバル・リーダー 」コミュニティを見て、同期の実に41%、192人のリーダーのうち78人が女性だと知るのは、なんとも不思議な感覚です。

なんと珍しいことでしょう。そして、世界にとってなんと喜ばしいことでしょう。

世界社会が直面する課題の深刻さを考えれば、私たちの知性の半分、資源の半分を傍観させておく余裕は、もはやありません。帆走にたとえるなら、全員が甲板に出て力を尽くす必要があります。

3月8日の国際女性デーが近づく今、私たちは目覚ましい進歩を祝い、称えることができますし、そうすべきです。女性はかつてないほど健康で、教育を受けています。しかし、世界経済フォーラムが最近発表した ジェンダー平等報告書で詳述されているように、健康で優秀な人材である女性は、経済や政治の分野で活用されていません。女性は世界人口の半数を占めていますが、各国政府の役職に就く人の5分の1にも満たず、取締役会の役員はわずか9.4%、世界の上級管理職もわずか20%です。米国国務省の世界女性問題担当特使 メランヌ・ヴァービアによれば、政治と経済の現実は互いに結びついており、一方の側面での進歩(あるいはその欠如)が、もう一方の進歩を後押しします。

これは社会にとって損失です。 世界銀行 のロバート・ゼーリック総裁は、女性のエンパワーメントは賢明な経済政策だと強調しています。調査によれば、女性への投資は社会的・経済的に大きなリターンをもたらします。こうした世界規模の調査や指数は、平等の経済的・社会的な意義を示す一方、 マッキンゼーの調査 などは、企業の業績改善につながるビジネス上の意義を明らかにしています。しかし、常識に基づく議論も同じくらい重要です。考え方やリーダーシップのスタイルに多様性があれば、私たち全員がより良い統治を受け、より持続可能な成長を実現できます。人類が目指す平和と繁栄という美しい二つの目標は、私たちの才能がすべて生かされるとき、はるかに実現しやすくなります。

帝国主義的な考え方の名残も捨てる必要があります。要するに、リーダーは率いる人々を代表しなければなりません。ヴァービア大使が指摘するように、「女性は議会や地方議会で圧倒的に少数であり、紛争解決のための交渉の場にも、ほとんどの場合、姿を見せません。あまりにも多くの場合、女性やその家族、社会に影響する決定が、女性の声を聞かずに下されています」。

この世界的な不利を解消するには、偶然に任せるわけにはいきません。変化をもたらすには、企業や政府による政策の変更が必要です。こうした大きな不平等をどう是正するか話し合うたびに、女性を後押しする積極的な措置は能力主義を完全に損ない、適格な人より不適格な人を優遇するという意見が必ず出ます。それが事実であるためには、世界に能力と資格を備えた女性リーダーがほとんどいないはずです。それが根本的に誤りだということを、私は知っています。世界経済フォーラムも明らかに同じ認識です。女性である私にとって、リーダーの役割に就く機会は当然の権利ではありません。それは私の 責任 です。世界市民としてその場に臨み、声を上げ、社会に奉仕するために時間と才能を捧げる責任です。

次世代の ヤング・グローバル・リーダー の41%が女性であるフォーラムの視点から見ると、議会やダボス、オックスフォードを歩く未来の光景が垣間見えます。そこでは顔ぶれが大きく変わり、男性も女性も、私たちの美しく多様な世界を映し出しています。フォーラムは、自らが望む世界の変化を実践している点で称賛に値します。私たち全員のために、リーダーが人類すべてを反映し代表する、真に多様な考え方が息づく世界の到来を告げることを願いましょう。

写真:タイの次期首相インラック・シナワトラ氏が、2011年7月6日、バンコクのプアタイ党本部で経済チームと面会。インラック氏は水曜日、経済再生に向けた緊急措置を検討するため戦略会議を開いたが、財界のリーダーたちは、同氏の大衆迎合的な賃金政策がインフレの急上昇を招くと懸念している。インラック氏は日曜日、賃上げ、家計債務の返済猶予、福祉や医療の改善などの公約に引き寄せられた貧困層の票に支えられ、圧勝した。REUTERS/Sukree Sukplang。

ヴァレリー・ケラー は、Veritasの創設者兼CEOであり、 オックスフォード大学サイード・ビジネス・スクールのアソシエイト・フェロー です。2012年、世界経済フォーラムによりヤング・グローバル・リーダーに選出されました。

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