カリフォルニア大学バークレー校のB. Korcan Ak氏とRichard Sloan氏、RS InvestmentsのSteve Rossi氏とScott Tracy氏による研究では、 どのような出来事や企業の特性が株価の急落と関連しているかを明らかにするため、株式データを分析しました。
研究者らは、株価急落を統計的に測る3つの指標を考案しました。いずれも、一定期間内に生じる企業株価の急激な下落を捉えるものです。最も単純な指標は、対象期間における株価の日次リターンの最低値でした。2つ目の指標は、ある日の株式リターンが、その銘柄の平均リターンを大幅に下回ったかどうかを判定しました。3つ目は、日次リターン全体の分布と、その分布がどれほど下方に歪んでいるかを調べるものでした。リターン分布の負の歪みは、株価にとって非常に悪い日が1日以上あったことを示します。
2012年7月から2014年6月までの4つの6か月間について、各社の株式リターンデータを調べ、 S&P US Broad Market Index に含まれる全銘柄のうち、3つの指標の少なくとも1つで下位5%に入った企業を対象として、深刻な株価急落事例を686件特定しました。
その後、Ak氏らは急落の原因を突き止めるため、各事例について報道記事を手作業で調べました。その結果、急落の圧倒的多数は、決算発表または決算の事前発表の直後に起きていました。次に多かった原因は企業によるその他の発表で、その大半はヘルスケア企業の臨床試験の失敗だったと研究者らは指摘しています。
この記事は、 Business Insider UKとの協力により掲載されています。掲載は、世界経済フォーラムが見解を支持することを意味するものではありません。
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著者:Andy Kiersz氏は、Business Insiderのクオンツ分野担当記者です。
画像:シンガポールの中心業務地区で、建物の前を歩く男性。REUTERS/Nicky Loh。

