ケアにおけるジェンダー平等を進めなければならない。その理由とは

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  • 女性は、子どもや家庭、高齢者の日々のケアを男性のほぼ3倍担っています。

  • 女性と少女の完全な経済的・政治的平等を実現するには、男性と少年がケア労働を分担し、ケア経済を支持する必要があります。

  • 男性がケアを担うことは、女性の労働参加やジェンダー平等、そして男性自身の幸福とウェルビーイングにもつながります。

最新の世界男女格差報告書の発表を受け、祝えることも多少はありますが、その余地は大きくありません。

平等への歩みは、主にケアの不平等を理由に停滞し続けています。女性は、子どもや家庭、高齢者の日々のケアを男性のほぼ3倍担っています。ケア経済への関心は高まっていますが、この側面はしばしば見過ごされています。女性と少女の完全な経済的・政治的平等を実現するには、男性と少年がケア労働を分担し、ケア経済を支持する必要があります。

男性はケアをもっと担う必要がある

男性がケアを担う状況には変化が見られますが、その進み方は十分に速くありません。世界銀行の「女性・ビジネス・法律報告書2024」によると、7カ国で15件の政策変更が導入され、親を支援する措置が講じられました。そのうち5カ国は、初めて父親向けの育児休業を承認しました。Equimundoの「2023年 世界の父親の現状」の、17カ国の調査データによると、男女ともに、男性が以前より多くケア労働を担っていると回答しています。しかし、日々ケアに費やす時間について平等を達成した国は、世界に一つもありません。

課題の一つは、父親に十分な休業制度がないことです。父親向けの育児休業を設ける国は増えていますが、2022年時点で、母親向けの国の休業制度がある国は186カ国であるのに対し、父親向けに法律で定められた国の休業制度がある国は122カ国でした。また、父親向けの休業制度がある場合でも、休業日数は平均22.5日で、母親の192.3日と比べて大きな差があります。

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父親向け育児休業に関する世界共通の基準がない

母親向けの休業制度とは異なり、父親に必要な育児休業の期間を定める国際的な法的文書も、世界共通の基準もありません。男性のケア参加を推進する世界的なキャンペーンで、私の所属団体が運営するMenCareは、少なくとも16週間の休業を、男女のケア担当者(ノンバイナリーの親、養親、生みの親を含む)に対して、個人別に、全額有給で、譲渡不可とするよう提唱しています。

父親が休業を取得できる制度があっても、男性の取得率や利用は女性よりはるかに低いままです。その大きな理由として、男性は、休業を長く、あるいは全日数取得すると、有給の仕事やキャリア形成に悪影響が及ぶと考えています。それはもっともな懸念です。データは以前から、休業を取得すると女性の賃金や労働参加に悪影響が及ぶことを示してきました。休業制度があっても、取得しすぎれば経済的な損失を被る可能性があると男性が判断するのは、合理的なことです。

ケアを政策課題に据える

この最後の課題は、ケアを担うすべての労働者、つまり男性も女性も支援すべきだという認識への転換と、職場環境の調整、研修、対話が必要であることを示しています。いくつかの多国籍企業はこの課題に取り組み始め、従業員が休業を取得できるよう支援するとともに、取得しても雇用の安定や長期的な昇進の見通しが損なわれないと安心できる環境づくりを明確に打ち出しています。また、Lifeedのように、育児休業による混乱を軽減するため、労働者と雇用主に研修や支援を提供する団体もあります。さらに、労働者と雇用主が、すべての従業員のケア責任を支える長期的な方策を策定できるよう支援しています。

政策の前進に加え、親向け研修を提供する医療制度や、少年や男性もケアを自らの責任と捉えられるよう話し合う学校やメディアが必要です。また、世界のケア労働の半分を男性と少年が担うという目標を政策に盛り込む、世界的な目標も必要です。ケア経済を支持するため、女性とともに活動する男性も増やす必要があります。米国下院「父親議員連盟」は、米国下院議員30人超で構成され、男性の政策立案者がケア経済を立法課題の最優先に据える例です。

もう一つの重要な点は、一般の男性有権者がケアを担う人の視点で投票するよう促すことです。Equimundoの調査によると、世界各地で男性は女性とほぼ同じ程度に、保育料補助、最貧困層への所得支援、有給休業といったケア政策への支持を優先する傾向があります。このテーマに関する最近の米国の調査では、所得層や民族、さらには支持政党を問わず、男女の80%超が、育児休業の拡充や保育料補助など、基本的なケア政策を支持しました。

ケアの価値を認める

ケアの平等をめぐる議論は、男性への説教のように受け取られがちで、すぐに反発を招くこともあります。ケア労働やケア政策の格差を指摘する必要がある一方で、ケアが男性にもたらすウェルビーイングの恩恵も認識すべきです。米国の調査では、父親の85%が、積極的にケアを担うことは人生で最も大切なことの一つだと答えています。

同様に、17カ国のサンプルデータによると、子どものケアにどれほど関われているかに満足していると答えた男女は、自分がなりたい自分になれていると答える可能性が1.5倍高くなりました。

要するに、男性がケアを担うことは、女性の労働参加やジェンダー平等、そして男性自身の幸福とウェルビーイングにもつながります。国の政策、職場のプログラム、意識や社会規範の変化が必要であると同時に、ケアをし、ケアを受けられる生活が、人間としての私たちのあり方や、健やかに生きるために必要なものの根幹をなすことを認識する必要があります。

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