「男性の脳」と「女性の脳」が存在すると、多くの人が信じている……しかし、広く報じられた研究を超えて、すべてのデータを集めて見ると、その違いはわずかであることが多い。
代わりに、私たちは皆「地球」出身のようだ。エリオット博士は、MRIスキャンのデータのメタ分析を主導した。その結果、男性と女性の海馬の大きさには、有意な比例差がないことが示された。海馬は、空間認識能力や、感情と感覚を結びつけることに関わる脳の領域である。
メディアは、女性は縦列駐車が苦手だとか、男性は感情を押し殺すといった決まり文句を盛んに取り上げているが、ジェンダーをこれほど単純化して見る科学的根拠は、盤石とはほど遠いようだ。ジェンダーに関する固定観念は些細に思えるかもしれないが、それは重要である。なぜなら、そうした固定観念は、一貫して女性に 同じ仕事に対して少ない賃金を支払い 、女性を 暴力に対して不均衡なほど脆弱な状態に置くより広範な文化を形作るからだ。
Rosalind Franklin University of Medicine and Science のチームを率いて、エリオット博士は、6,000人以上を対象とする76本の発表済み論文の知見を検討した。その結果は学術誌「 NeuroImage 」に掲載され、 ScienceDaily.comで要約された。
こちらもお読みください:
「私たちの未来を形作る脳科学技術5選」
「仕事のストレス:女性が男性より不利な理由」
「女性リーダーに関する意外ではない真実」
執筆者:Ceri Parker は、Forum Agenda の企画編集者である。
画像: 北京の大興インターネット依存治療センターで、研究目的で脳をスキャンされる少年。REUTERS/Kim Kyung-Hoon
